三位一体後第22主日礼拝
宗教改革記念日 音楽礼拝
三位一体後第22主日礼拝 宗教改革記念日 音楽礼拝 10:30 司会・説教 廣石 望 奏 楽 中村今日子 前 奏 (黙祷)Ein feste Burg ist unser Gott(神はわが砦) 招 詞 (ヨハネ4,23) 賛 美 157「いざ語れ、主の民よ」(詩編124) 交 読 文 詩編23(讃美歌の後ろから、p.25) 旧約聖書 創世記15,1-6 (旧p.19) 新約聖書 ローマの信徒への手紙3,21-26 (新p.277) 賛 美 141「主よ、わが助けよ」 祈 祷 説 教 「信ずる者を義とする」 祈 祷 讃 美 歌 151「主をほめたたえよ」(詩編117) 献 金 Vom Himmel hoch(天の彼方から) 主 の 祈 63「天にいます父よ」 頌 栄 27「父・子・聖霊の」 祝 祷 後 奏 (CD)Ein feste Burg ist unser Gott(神はわが砦)
- 教会学校 9:00〜 「最もたいせつなこと(2)」 (マタイ22,39) 齊藤 和夫
本日礼拝後
- 11月定期役員会(11月のものを前倒し) 礼拝後に会議室A。
今週の集会
- 祈り会 10月30日(水)10:30−11:30会議室A。村上牧師の「箴言」講話(テープ)を聴いて共に祈ります。
次週(11月3日)予告
- 三位一体後第23主日礼拝 10:30〜
聖書:コリントの信徒への手紙二 4,16-5,10
説教:「臨終の時にも心強い」(陶山 義雄)
- 教会学校 9:00〜 「分け隔てしない」 (ヤコブ2,1) 木下由美子
今後の礼拝・集会予定
- 11月10日 召天者記念礼拝
- 12月1日 第1アドヴェント
牧師室から
16世紀の宗教改革者マルティン・ルターは、人の「魂のこと」を重んじた。いじめや自殺、終末医療のことなどを考えると、これは現代的な課題でもある。
他方、現代人が「魂のこと」というとき、それはほぼ「自分のこと」と同義だ。何が「自分」に含まれるかは、各人の信念やライフステージによって異なる。しかし何れの場合も、「私」にとって本質的でない部分――おそらく先ず「他人」、次に社会的な責任や財産、最後は肉体など――が配慮の対象から外れてゆく。最後に残るのは何だろうか?
パウロは、「たとえ私たちの〈外なる人〉は衰えていくとしても、私たちの〈内なる人〉は日々新たにされていく」と言う(2コリ4,16)。――西欧では、ギリシア思想の影響のせいか、過ぎゆく肉体(物質)は放棄し、不死なる魂(精神)を重んじよという意味に理解されてきた。
ルターは、この理解に反論したことで知られる。彼によれば「外なる人」とは「罪人」、つまり他者と神を忘れて「自分の殻の中へと捩じ曲げられた人間homo incurvatus in se ipsum」のこと。他方で「内なる人」とは、神によって他者へと解放された者(義人)のことだ。つまり「外/内」の区別とは〈生きる方向性〉の違いであって、人間内部の分割ではない。
すると「魂のこと」もまた、現代人のいう「自分のこと」よりも遙かに広く、「他者」への視野を含むだろう。(廣石望)