三位一体後第15主日礼拝
2007年9月16日
三位一体後第15主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (詩編135,2-3) 讃 美 歌 12 詩編 交読 詩146編 (p.159) 旧約 聖書 申命記6,4-9 (p.291) 新約 聖書 マタイ福音書18,18-20 (p.35) 祈 祷 説 教 「私たちの教会の10年」 祈 祷 讃 美 歌 390 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 27 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- 教会創立10周年記念カンファレンス 礼拝後、参加者は多摩センターの「パルテノン多摩」(午後5時からは直ぐ近くのウエルサンピア多摩)に移動し、別紙プログラムに従って17日(月・休日)正午まで行います。主題は「教会とは? ―教会と私、聖書と私」
参加者は各自昼食を済ませ、小田急線・代々木上原駅2番線ホームから多摩急行「唐木田」行き(11:57か12:27発)に乗って下さい。「多摩センター」駅下車。改札口で準備委員がお待ちしています。
今週の集会
- 祈り会 12日(水)10:30〜11:30 『箴言』7章を学び、共に祈ります。
次週(9月23日)予告
- 教会学校 9:00
- 三位一体後第16主日礼拝 10:30 「キリストの体」(コリント第一12,12-27) 廣石副牧師
- 讃美歌練習
- 懇談会
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 19日(水)午前〜20日(木)午後
- 22日(土)午後〜23日(日)正午
牧師室から
今、水曜日の祈り会では、祈りに先立って『箴言』を学んでいますが、そこでは「主を畏れることは知恵の初め」(1,7)という思想が、大黒柱のように全体を支えています。
そして、大変興味深いことですが、この「知恵」がしばしば女性になぞらえられる。従ってそれを受ける代名詞は「彼女」です。6章22節に、「それはあなたの歩みを導き、あなたが横たわるときは見守り、目覚めればあなたに話しかける」(新共同訳)とありますが、この「それ」は本来なら「彼女」と訳すべきところで、「知恵」を指していることは明らかです。
「知恵」は、あたかも母親が赤ん坊を見守るようにあなたを見守る、というのです。あなたがヨチヨチ歩きを始めると手を取って支え、「よく歩けたわねえ!」と励ましてくれる。あなたがスヤスヤ眠ると傍らに座って愛情に満ちた眼差しで見守り、蚊が寄って来たりすると静かに追い払ってくれる。あなたが眼を覚ませば、「おめめが覚めたの?」と話しかけてくれる。私たち自身も、そのように母親に見守られて育ちました。そのように、知恵が私たちを守る!
これは、すぐれた洞察と言わねばなりません。まことの「知恵」は、私たちが「所有」できるものではない。「自分には知恵がある」かのように誇り高ぶるのは、実は「浅知恵」に過ぎないのです。むしろ、真実の知恵に触れることによって私たちの方が守られる。
ところで、「主を畏れること」が知恵の初めだとすれば、その神が「独り子をお与えになったほどに、世を愛された」(ヨハネ3,16)ことを信じることが究極の知恵でしょう。パウロが言ったように、「最も大いなるものは、愛」(第一コリント13,13)なのですから(村上伸)。