受難節第2主日礼拝
受難節第2主日礼拝 10:30 司 会 土田 潤子 説 教 下村 優 奏 楽 森 友紀 前 奏(黙祷) 招 詞 イザヤ書55,6.7b 讃 美 歌 289「みどりもふかき」 交 読 文 詩編130編(「交読文」p.35) 旧約聖書 イザヤ書11,1-5 (旧p.1078) 新約聖書 フィリピの信徒への手紙1,1-4 (新p.361) 祈 祷 説 教 「神の恵みの喜び」 祈 祷 讃 美 歌 532「やすかれ、わがこころよ」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 25 祝 祷 後 奏
- 教会学校 「神さまの家」(ルカ19,46)南山宏之
本日礼拝後
- 代々木上原教会九条の会 「中国を訪ねて:現在の日中関係の中で」 鈴木伶子
今週の集会
- 祈り会 2月27日(水)10:30-11:30 会議室A。前回に続き、村上先生の解説によるボンヘッファーの「キリストに従う」をCDで聴き共に祈ります。
次週(3月3日)予告
- 受難節第3主日礼拝 10:30〜
聖書:フィリピの信徒への手紙2,1-11
説教:「降誕節から受難節へ」陶山義雄
- 教会学校 「神さまのわざ」(マルコ7,37) 村上 典子
- オリーブ会 9:40-10:00
今後の礼拝・集会予定
- 3月10日(日)定期役員会
- 3月17日(日)各集会
- ※3月27日(水)祈り会はお休みです。
- 3月29日(金)受苦日祈祷会 19時-19時半
- 3月31日(日)復活祭、洗礼式、聖餐式、イースターフェスタ
- 4月28日(日)定期総会
牧師室から
『若い世代へ』について
善野碩之助先生・道子夫人から最近、著されたご著書『若い世代へ』を2月10日、代々木上原教会宛に頂きました。当日、礼拝に来られた方々がお持ち帰りになり、更に翌週にはほぼ全て配布が終わりました。 善野先生が上原教会から応召され、北支から満州に転戦し、敗戦と共にソ連軍の捕虜としてシベリアに抑留(1945〜48)、強制労働に服されたご様子が先ず述べられています。先生は今までに軍隊生活や、シベリア抑留生活についてお話し下さらなかっただけに、また、是非とも伺いたいと以前から願っていただけに、本書から貴重なメッセージを頂いたような気がします。屈強そうに見えた戦友が事切れたり、他界して行くのを見送る一方で、ご自身もひ弱であると告白しながら、「ダ モーイ(故国へ)」帰還を待ち望みつつ、それができたのは、ご自分の力であるよりは、神に生かされ、故郷のご家族・友人、それに教会の交わりを挙げて、そのお陰であった、と聖句を引用しながら述べておられます。生かされて生き残った以上は、そのお返しを果たしたいとの思いで、98歳まで働いて来られた、との告白に痛く感動を覚えます。ソルジェニーツィンの作品紹介とご自分の体験を重ね合わせて、先生のお言葉は更に深みを帯びています。惨禍を耐え忍ばれた先生の精神力は、山本有三・『路傍の石』の主人公(愛川吾一)と、朝日新聞に掲載された「いじめ」への対処法と解説へと受け継がれ、先生の「若い世代へ」のメッセージでとなっています。(陶山義雄)