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受難節(四旬節・レント)第2主日

受難節(四旬節・レント)第2主日

 

教会からのお願い

コロナウイルスの感染者が増大しております。インターネット環境をお持ちの方は、できる限りご自宅で礼拝のライブ配信をご利用ください。

  • Zoomで参加する
    (※マイクをミュートしてご参加ください。Zoomアプリのインストールが必要です)
  • YouTubeライブ
    お時間になりましたら、このページを再読み込み後、上記リンクをクリックしてください(ライブ終了後も録画で視聴いただけます。)

受難節第2主日礼拝
午前10:30~11:10(短縮形式)
    司会:中村吉基
    説教:陶山義雄
    奏楽:ヒムプレーヤー

前    奏  (黙祷)
招    詞  ヨハネの黙示録 3:8
讃 美 歌  296(いのちのいのちよ 1,3,5,6節)
聖書朗読  申命記30:15~20 (旧p.329)
          マタイによる福音書 7:13~23 (新p.12)
祈    祷
説    教  「終わりの時への備え」(山上の垂訓・第15回講解説教) 陶山義雄
祈    祷  
讃 美 歌  230(「起きよ」と呼ぶ声)
献    金  感謝祈祷:礼拝当番
主の祈り  93-5A
祝    祷  
後    奏  
			

 

お知らせ

  • 礼拝献金は礼拝前に受付でお献げください。
  • 礼拝堂では前にシールの貼られている座席のみをお使いください。
  • マイクの音が聞こえにくい方には受付にて携帯ラジオを貸し出しています。
  • 礼拝後に備品等のアルコール消毒を行います。ご協力をお願いいたします。
  • O.T.さん(旧上原教会員)20日に召天されました(91歳)。24日に廣石望牧師の司式により、ご自宅で家族葬が営まれました。永遠の安息を祈ります。

 

今週の集会

  • 祈り会(Zoom) 3月24日(水)10:30~11:30。次週の礼拝の福音を読み、わかちあいをしています。*出席希望者は中村牧師までお知らせ下さい。Zoom参加招待メールをお送りします。

 

次週予告(2021年3月7日)

  • 定例役員会(Zoom):14:00~16:00

 

牧師室から

疫病禍中に生まれた名讃美歌

 讃美歌230番(「起きよ」と呼ぶ声)と276番(あかつきの美しい空の星よ)はコラールの王(前者)、女王(後者)と呼ばれ世界中で親しまれている名作である。歌詞も旋律もフィリップ・ニコライ(1556~1608)が1596年に、ドイツ・ウェストファーレン州・ウンナの教会で牧師を勤めていた時、ペストが大流行して、連日大勢の死者を送る葬儀の禍中、送別に相応しい讃美歌を意図しながら一晩で書き上げたのが、これら2つの讃美歌である。両讃美歌は驚くほど速く普及して、瞬く間にドイツ讃美歌史上、不朽の名作と讃えられて、世界各国の讃美歌集にも収められている。

 歌詞については、死を乗り越えて与かる永生のテーマがキリスト賛歌と共に教会の外でも魅き寄せられる内容をもっており、曲についても傑作中の傑作として受容される中で、D.ブックステフーデやJ.S.バッハのオルガン作品(BuxWV.223, BWV.645)やカンタータ(BWV.1 & 140 )などに結実し、今や音楽愛好家にまで親しまれている。

 本日の礼拝で言及した、聖書の終末時における祝宴(マルコ13:33,35ルカ21:36同12:35~38)はニコライの讃美歌230番を介してバッハのカンタータ140番で見事に実を結んでいる。3節まである歌詞を大バッハは第1曲(讃美歌の第1節)・合唱と、第4曲(同第2節)・男声ユニゾンと伴奏の掛け合いで(645番のオルガン曲にもなっている)、また、第7(終)曲で第3節・コラール合唱を織り込みながら、信徒(魂)を婚宴へと招き入れるイエスの言葉と、宴席で歌うイエスと信徒との喜びの歌で溢れている:「私の友(イエス)は私のもの」、「私(イエス)もあなたのもの」、「この愛を引き裂くものはない」、「私とあなたは共に天国のバラの花園で安らぎましょう」、両者:「そこには喜びが満ち、歓喜が溢れているのです。」詩編16:11~12が裏打ちされている:「あなたは私の魂を陰府に渡すことなく、あなたの慈しみに生きる者に墓穴を見させず、命の道を教えて下さいます。私は御顔を仰いで満ち足り、喜び祝い、右の御手から永遠の喜びを頂きます。」名作と云われる所以である。(陶山義雄)