三位一体後第2主日
三位一体後第2主日礼拝 午前10:30 司会・説教:廣石 望 奏楽:小野千恵子 前 奏 (黙祷) 招 詞 詩編46,10 讃 美 歌 345(聖霊の力にあふれ) 交 読 詩編34編(讃美歌21巻末「交読詩編」p.35) 聖書朗読 イザヤ書25,6-10 (旧p.1098) ルカによる福音書14,15-24 (新p.137) 祈 祷 説 教 「神の国の宴」 廣石 望 祈 祷 讃 美 歌 432(重荷を負う者) 献 金 感謝祈祷:礼拝当番 主の祈り 93-5A 頌 栄 26(グロリア、グロリア、グロリア) 祝 祷 後 奏
- 教会学校9:00「議会での取調べ」(使徒4,1-14) 松原新吾
- オリーブ会 CS分級時、A会議室 担当:松原新吾
本日の集会
- 教会学校スタッフ会 8:15〜 B会議室
- 「懇談会」 礼拝後。 NHK〈宗教の時間〉テキスト『新約聖書のイエス福音書を読む』(廣石望)を学び、懇談の時を持ちます。
今週の集会
- 祈り会 7月3日(水) 10:30-11:30 A会議室。担当: 渡辺紀子、臼井馨
次週礼拝等(2018年7月7日)予告
- 三位一体後第3主日礼拝
聖書:列王紀下2,19-22;マタイによる福音書5,13-16
説教:「地の塩、世の光となるために」(山上の垂訓 講解説教 第2回) 陶山義雄
奏楽:小野千恵子 讃美歌: 353, 61, 503, 25
- 教会学校 9:00「汚れた霊にとりつかれた子をいやす」(マルコ9,14-29) 村上 進
- 定例役員会 礼拝後〜15時 A会議室
今後の予定
- 「外国人の人権のために祈り、民族主義と平和を考える礼拝」 7月14日(日)説教:デボラ・ジュリアン宣教師
- 「教会カンファレンス」 9月15日(日)教会員の方に限らず、多数の参加をお待ちしています。今からご予定ください。
牧師室から
プロテスタント教会には聖書原理がある。もっとも、宗教改革者たちが「聖書」というとき、それは「神の(語りかけの)言葉」つまり神の霊的で創造的な現臨のことだ。神は聖書を通して、救いをもたらすその現臨を私たちに告げる。この「福音」を介して、私たちの内に神への信仰が呼び覚まされる。
グーテンベルクの印刷術は、『聖書』の大量印刷をもたらした。その『聖書』が「神の言葉」であると、私たちはしばしば誤解する。『聖書』に残る差別や偏見に託して、自分勝手な見解を「神の言葉」と同一視する者もいる。
他方で『聖書』の印刷は、とりわけ歴史的な聖書研究を促進した。おかげでイスラエル史やイエスその他の過去について、多くの興味深いことが分かるようになった。同時に、聖書が福音のコミュニケーションのためにこそ使用されることは分かりにくくなった。過去の偉大な思想の集成ならば、他宗教にもある。あるいは信仰者自身が、聖書の研究そのものを信仰の営みから切り離すようになった。何が福音であるかは私が決める、と言わんばかりに。
『聖書』と「神の言葉」は同じでない。現在、印刷文化はデジタル文化にとって代わられつつある。印刷物としての『聖書』は消えても、福音のコミュニケーションを伝える聖書は残るであろう。 (廣石望)