代々木上原教会のウェブサイトはリニューアルされました

ここは2022年3月までのアーカイブを掲示しています。
最新の情報はリニューアルされたホームページをご覧ください。

代々木上原教会公式サイトへ

三位一体後第8主日礼拝 「地球環境のために祈り、考える礼拝」

三位一体後第8主日礼拝

「地球環境のために祈り、考える礼拝」

三位一体後第8主日礼拝 10:30
 司会・説教 廣石 望
 奏   楽 原田由加
前    奏 (黙祷)
招    詞 (ハバクク書2,20)
讃 美 歌 20「主に向かってよろこび歌おう」
交 読 文 詩編42編(「交読文」p.9)
旧約聖書 イザヤ書28,23-29 (旧p.1104)
新約聖書 マルコによる福音書4,1-9 (新p.66)
祈    祷
説    教 「世界と人間」
祈    祷
讃 美 歌 419「さあ、共に生きよう」
献    金
主 の 祈 93-5
頌    栄 26
祝    祷
後    奏
			

 

  • 教会学校 9:00 「思いやり」(マルコ12,31) 南山宏之

 

本日礼拝後

  • 特別集会 礼拝後〜13:00
    本間慎さん「地球温暖化と食糧」(礼拝堂)
  • 第3回招聘作業部会 特別集会後、会議室A

 

今週の集会

  • 8月1日(水)祈り会はお休みです(8月は休み)。

 

次週(8月5日)予告

  • 教会学校 9:00 「敵を愛しなさい」(マタイ5,44) 土田潤子
  • オリーブ会 9:40-10:00
  • 定期役員会 次期主任牧師のための第1次候補者リストを作成します。会議前までに推薦状を第3回招聘作業部会メンバーまでご提出下さい。

 

今後の礼拝・集会予定

  • 8月25日(土) 教会学校夏のお楽しみ会
    13時30分〜20時30分 礼拝堂、会議室Aほか

 

  • 8月の集会は、教会学校と主日礼拝以外お休みです。

 

牧師室から

 キリスト教会は、天上界で生じる新しい事件についてのニュース速報ではなく、古くからよく知られている真理を告げる。

 他方で、現代人はとても〈新しもの好き〉だ。新製品の開発や、新しい解決策のプレゼンに余念がない。教会の宣教は「古くさい」と思われているふしがある。

 面白いエピソードがある。1845年8月、当時のプロイセン王ヴィルヘルム4世が、ボン大学に開設されたばかりの天文台を訪問した。王は対応した天文学者に、「さぁて、アルゲランダー君、天では何か新しいことはあるかね?」と気さくに声をかけた。すると研究者は、「陛下は、古いことの方はもうご存知でございましょうか?」と問い返したという。

 しばしば私たちは、もはや〈古いこと〉を知らない。〈古い〉からというより、〈知らない〉から古いことを軽視するのではなかろうか。

 私たちは日常生活の中では、わざわざ「私たちは何者か?」「この世界とは何か?」と問うことはない。路上や駅のホームでそんな問いを発すれば、周囲の人を困惑させるだけであろう。――この問いは、私たちが当然と思って暮らしていることを、少しだけ不確かにする。

 キリスト教はずっと、この問いに「神の被造物」と答えてきた。それはよく見れば、「私たちは人間/理性的動物/類人猿の一種…である」「世界は自然/宇宙/社会…である」というのとは種類が違う。創造者と被造物という差異は、私たちのあらゆる測定や操作の可能性の〈外側〉にある方向定位だからである。 

 ならば――いや、もともと――こうした認識は、神が私たちに出会うことなしには生じえない。私たちは初めから「神の似姿」、世界は初めから「神の被造物」なのではない。神の無条件の愛をわが身に知り、信仰で応えることを通して、初めてそのようなものになるのである。

 そして、自らを神に造られた者と理解する人は、この世界に対しても、以前とはまったく違う態度をとるようになるだろう。(廣石望)