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三位一体後第14主日礼拝

三位一体後第14主日礼拝

三位一体後第14主日礼拝    午前10:30
(教会カンファレンス) 
                司会・説教:秋葉正二
                奏楽:森 友紀

前    奏  (黙祷)
招    詞  詩編103,2
讃 美 歌  18(心を高くあげよ!)
交    読  詩編119,65-72(讃,巻末「交読詩編」p.134)
旧約聖書  ミカ7,1-7 (旧p.1457)
新約聖書  ルカ福音書12,49-53 (新p.133)
祈    祷
説    教  「偽りの平和、真の平和」
祈    祷
讃 美 歌  463(わが行くみち)
献    金  
主の祈り  93-5A
頌    栄  25(父・子・聖霊に)
祝    祷
後    奏
			

  • 教会学校 9:00「赦しなさい」(ルカ17,3)秋葉正二
  • オリーブ会 (CSの分級の時間)A会議室

 

本日の集会

  • 礼拝後、引き続き「教会カンファレンス」。会場準備(会堂)・食事の後、全員でテーマに従いミニ懇談・全体懇談。15:00閉会。詳細は「しおり」参照。

 

今週の集会

  • 祈り会 9月20日(水)10:30-11:30 A会議室、19:00-20:00 A会議室。
  • 教会サロン 9月21日(木) 19:00-20:30 《良寛を歩く》最終回(ビデオ上映等)

 

次週礼拝等(2017年9月24日)予告

  • 教会学校 9:00「ザアカイ」(ルカ19,5)松原新吾
  • 「9条の会」 礼拝後、〈E.スノーデン“日本への警告”第2回〉発題:玉嵜勝也

 

集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)

(教会内)

  • 「世界聖餐日・世界宣教の日」 10月1日(日) 聖餐式
  • 「定例役員会」 10月1日(日) 12:15-14:30
  • 「教会創立20周年記念礼拝」 10月8日(日) 説教:廣石 望、午後1時より「記念茶話会」お話:陶山義雄。

(教会外)

  • 「さようなら原発全国集会」 9月18日(月,祝) 代々木公園B地区(野外ステージ)。
    11:30 出店ブース開店
    13:30〜 司会:木内みどり 発言:落合恵子,鎌田慧 他。
    15:00〜 デモ出発
  • 「北村慈郎牧師の処分撤回を求め、開かれた合同教会をつくる会・東京出前集会」 10月7日(土)13:00-16:00、早稲田奉仕園リバティー・ホール

 

お知らせ

  • 今週の牧師面会日 火曜10:00-16:00、 水曜13:00-16:00、土曜10:00-16:00
  • 教団世界宣教委員会発行の2017-18年版〈共に仕えるために〉…受付にございます。ご自由にお持ちください。

 

牧師室から

 「天正遣欧使節」に関する新発見が新聞に載っていた。4人の少年の正使は伊東マンショだが、彼は日向の国(宮崎)の伊東氏(日向48城の国主)の出である。私は南九州の志布志に14年も住んだので、大隈・日向の地理はよく分かる。都城郊外に綾城という素晴らしい山城がある。伊東氏が島津氏によって滅ぼされた時、幼いマンショはこの城から守り役に連れられて大友宗麟のもとに落ち延びた。その幼児が成長し、宗麟の名代としてローマを訪れたわけである。

 「今回の新発見は4人の一人千々石ミゲルに関するもので、彼の墓とされる石碑の地下から「ロザリオ」とみられるガラス玉などが発見された。ミゲルは帰国後、ただ一人棄教した人物とみられていたが、この説が覆りそうだという。彼が大村藩に仕え、藩主から土地を与えられ、千々石清左衛門と名乗り、保護されたことは分かっているが、棄教と言われた背景には、修道会同士の対立や寺社の徹底破壊など様々な問題が噴出していたことが関わっていたという。ミゲルは日本という異文化に適応しようとしなかったイエズス会に、異を唱えて棄教(日蓮宗に改宗)したが、実は信仰そのものは捨てていなかった、とみられるというのである。ロザリオの発見はまた新たな見解を生みそうである。また、島原の乱のリーダー天草四郎は彼の息子であったという説があるのも興味しろい。私は綾城や飫肥城を何度も訪れているが、その度に伊東マンショをはじめとする4人の少年たちの激動の人生を想った。

 人はある時代を選んで生まれてくるわけではない。私たちの人生は神さまから与えられるものである。4人の天正少年遣欧使節に神さまはどういう意図を込めてこの世に誕生させたのであろうか。私が原城(島原の乱の終結地)の跡地に立ったのはもう20数年前の夕刻であったが、その時一緒にいた友人は、それまで元気であったのに、突然「寒気がする。動悸が激しい」と言って、車に戻り横になってしまった。私は老若男女(子供や女性も)3万人の首が晒された300数十年前の凄惨な光景を想像して背筋が寒くなった。生命を賭けて遠い異国の日本に信仰を伝えようとやってきた宣教師たちの熱意を、いろいろな事情があったにせよ受け入れなかった日本、21世紀になっても相変わらずキリスト教が根付かない日本、この国の文化の在り方を考えずにはおられない。私たちはそういう国に教会を立て、イエス・キリストの教えを宣べ伝えようとしている。いろいろなことを計画したり、実践したりするが、その業は神さまの導き(聖霊)なしにはなし得ないだろう。   秋葉正二