受難前第3主日
新型コロナウイルスの影響拡大が懸念されるため、引き続き今週の礼拝も中止といたします。
教会学校も(CS礼拝、分級とも)中止です。
以下は、予定されていた礼拝順序です。礼拝説教題をクリックして頂くと、礼拝説教全文をお読みいただけます。録音による説教もお聞きになれます。
受難節第3主日礼拝 午前10:30 司会・説教:廣石望 奏楽:原田由加 前 奏 (黙祷) 招 詞 ゼカリア書9,9 讃 美 歌 300(十字架のもとに) 交 読 詩編41編(讃美歌21巻末「交読詩編」p.45) 聖書朗読 イザヤ書53,1-12 (旧p.1149) マルコによる福音書14,12-21 (新p.91) 祈 祷 説 教 「人の子を裏切る」 廣石望 祈 祷 讃 美 歌 294(ひとよ、汝が罪の) 献 金 感謝祈祷:礼拝当番 主の祈り 93-5A 頌 栄 25(父・子・聖霊に) 祝 祷 後 奏
- 教会学校はお休みです
今週の集会
- 祈り会 3月18日(水) 10:30-11:30 A会議室。担当:村上 進
次週(2020年3月22日)に予定された礼拝次第
- 受難節第4主日
聖書:サムエル記上16,1-13 ; ヨハネ福音書9,1-12
説教:「今、ここに現れる神の業」 中村吉基
奏楽:槙和彦 讃美歌303, 446, 26
今後の予定(教会内)
- 中村吉基牧師 主任担任教師就任 4月1日
- イースター 4月12日(日)
- 定期教会総会 4月26日(日)
- 中村吉基牧師就任式 5月24日(日)礼拝後。司式:西南支区長 生原美典牧師
牧師室から
新型コロナ・ウィルスの影響で、現在私たちは礼拝活動を停止している。私には人生初の経験だ。イタリア、スイスの大学はオンライン講義に切り替えたと聞く。私たちの社会生活はどうなるのだろう?
石弘之『感染症の世界史』(角川文庫、2018年)によると、生き物の歴史は、細菌やウィルスとの闘争の歴史だ。感染は食物連鎖を含むあらゆる種類の接触を通して、動物から人間へなど、種の違いをも超えて生じる。微生物は常在菌になるものもあるが、ときに病原性や強毒性を発揮して猛威をふるう。
生き物は遺伝子を親から子へと〈垂直〉に伝えるが、ウィルスは〈水平〉に「宿主」を広げ、その遺伝子にまで入り込んで変異と進化をも促すそうだ。
1348年、フィレンツェを襲った黒死病(ペスト)の詳細で凄惨な描写が、ボッカッチョ『デカメロン』(1349-53年)の枠物語にある。物語の本体では、都市郊外の別荘に難を逃れた男女十人が、退屈しのぎの「お題」に沿ってお話を披露する。王侯貴族や聖職者から庶民や貧民に至るまで多様な人々が登場し、悲劇や成功秘話などから色恋や詐欺話に至るまで、さまざまな人間模様が語られる。
壊滅的な疫病が蔓延する中にあって、人々の営みの日常性はとても尊いと感じる。
教会にとっては神を讃え、人々のために祈ることが日々の喜びだ。集まれなくても、それは止めない。 (廣石望)