三位一体後第16主日礼拝
2008年9月7日
三位一体後第16主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 堀江孝子 前 奏 招 詞 (ヨハネ12,24) 讃 美 歌 206 交 読 文 詩42編 (当教会交読文集 p.9) 旧約 聖書 ハバクク書2,1-4 (p.1465) 新約 聖書 へブライ人への手紙10,35-39 (p.414) 祈 祷 説 教 「確信を捨てない」 祈 祷 讃 美 歌 393 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 25 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 9:00 お話 「イエスの姿が変わる」(マルコ9,2-13)村上 典子
本日礼拝後
- 讃美歌練習 本日はお休み。
- 9月定期役員会 礼拝後〜15:00、会議室Aで。教会カンファレンスの最終チェック、秋の諸行事の計画、ほか。
今週の集会
- 祈り会 10日(水)10:30から、会議室Aで。『詩編』第19編を学び、共に祈ります。
次週(9月14日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「祈りによらなければ」(マルコ9,14-32)野口 昇
- 教会カンファレンス開会礼拝 説教「主に結ばれて」 (エフェソ4,1-6) 村上牧師
- 教会カンファレンス 礼拝後、多摩センタ ーの「ウエルサンピア多摩」に場所を移して続行。15日(月)正午まで。
報告
- 教会活動の再開 8月中休んでいたすべての教会活動は再開されました。
8月の集会出席者数
主日礼拝 男 女 計 CS(男) 3日 21 45 66 0 10日 22 44 66 1(0) 17日 17 37 54 5(1) 24日 23 40 63 3(1) 31日 23 34 57 3(1)
牧師室から
8月の後半、私は休暇を利用してドイツに行っていました。ボンヘッファーの『倫理』に関する執筆を進めるためです。気温はおおむね25℃以下。随分、能率が上がりました。
1939年頃から、ボンヘッファーは反ナチ抵抗運動に従事して多忙な生活を送るようになったのですが、1940年の11月から約3ヶ月間は、エッタールの「ベネディクト会修道院」(1330年建立)の好意でそこにこもり、ライフワークである『倫理』の執筆に打ち込んでいました。
エッタールはミュンヘンの南南西約50km、海抜900mの高地にある山村です。思索と執筆には最良の環境でした。ここで、彼は「究極のことと究極以前のこと」・「自然的な生」の二章を書き上げることができたのです。
それを追体験するために、私は先ずエッタールを訪れました。彼が泊まっていたホテルに部屋を取ることはできませんでしたが、自分の足で彼が歩いたと思われる場所を歩き回り、自分の舌で彼が飲食した筈のものを味わいました。修道院のパン焼き釜で焼き上がったばかりのパンや、そこで醸造されたビールなどです。
「自然的な生」の中で、彼は先ず、プロテスタント神学が人間の「堕罪」を強調する余り、「からだ」に関することをすべて「罪の暗黒」の中に位置づける結果になった、と書いています。そのために、命や体に関する諸問題を具体的に考えることができなくなり、ナチスの「強制断種」や、「< 生きるに値しない生命>の殺害」に対しても有効な批判ができずにいる、というわけです。この点で、彼はカトリックの倫理学に一日の長を認めていますが、エッタールに半日いただけで、それらのことが何となく「腑に落ちた」のは不思議でした(村上伸)。