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受難節第2主日

受難節第2主日

 

新型コロナウイルスの影響拡大が懸念されるため、引き続き今週の礼拝も中止といたします。

教会学校も(CS礼拝、分級とも)中止です。

以下は、予定されていた礼拝順序です。礼拝説教題をクリックして頂くと、礼拝説教全文をお読みいただけます。録音による説教もお聞きになれます。

受難節第2主日礼拝 午前10:30
    司会・説教:陶山義雄
    奏楽:中村今日子

前    奏  (黙祷)
招    詞  イザヤ書57,15
讃 美 歌  296(いのちのいのちよ)
交    読  詩編84編(讃美歌21巻末「交読詩編」p.93)
聖書朗読  レビ記24,14-22 (旧p.201)
          マタイ福音書5,38-42 (新p.8)
祈    祷
説    教  「非暴力・和解と平和への途」(山上の垂訓・第7回講解説教) 陶山義雄
祈    祷  
讃 美 歌  183(イエスのみ名に)
献    金  感謝祈祷:礼拝当番
讃 美 歌  562(諸民族・諸国・世界の主よ)
主の祈り  93-5A
頌    栄  83(聖なるかな)
祝    祷  
後    奏  
			

  • 教会学校はお休みです

 

今週の集会

  • 祈り会は開催します。 3月11日(水) 10:30-11:30 A会議室。担当:内山伸子

 

次週礼拝(2020年3月15日)は現在のところ、行う予定です。情勢により変更もあります。

  • 教会学校はお休みです
  • 定例役員会 礼拝後〜15時 A会議室

 

今後の予定(教会内)

  • 3月22日: 情勢を見つつ、主日礼拝(10:30〜)教会学校礼拝(9:00〜)のみ実施する予定ですが、詳細は随時ホームページ及び電話連絡網等でお知らせします。
  • イースター 4月12日(日)
  • 定期教会総会 4月26日(日)

 
 

牧師室から

非暴力と公民権運動

 本日の礼拝テキスト(マタイ5:38〜42)はMartin Luther KING, Jr.(1929~1968) 牧師に先導されたアメリカの公民権運動と深く関わっている。この運動に参加した者の多くは、「座り込みデモ 〜 シット・イン・ストライキ」や「平和行進」に参加する際に「非暴力」への誓約書に署名をしている。

 その冒頭にはこう記されている:「ここに私の人格と体を非暴力に捧げることを誓います。それ故、私は以下の十戒を守ります。1.毎日、イエスの教えと生涯を黙想すること。2.非暴力運動は、勝利ではなく、正義と和解を求めるものである、と云うことを常に銘記すること。 3.神は愛であるから、愛の精神をもって歩き、かつ語ること。 4.すべての人間が自由になるために、神によって自分が用いられるように、日々祈ること。 5.すべての人間が自由になるために、個人的な欲望を犠牲にすること。 6.味方と敵の双方に対して、礼節を守ること。 7.他者と世界に対して、変わらぬ奉仕をすること。 8.拳(こぶし)、舌、思いによる暴力を振るわないこと。 9.心身両面の健康に留意すること。 10.デモ行進に際しては、運動体、および指導者の指示に従うこと。

 このような参加原則があるので、彼らは「イエスとガンデイーとキングの教えである非暴力思想」によって良く統率されていたのである。

 公民権運動は、一般的には1955年から65年の投票権法で市民の権利が肌の色で差別されないように法律で保証されるまでの改革運動を指している。55年にアラバマ州モンゴメリーで、白人にバスの席を譲ることを拒んだ黒人女性・ローザ・パークス(キング牧師の教会員)が逮捕されると、黒人たちはキング牧師の指導のもとに、1年余りにわたりバス・ボイコット運動を続け、これが公民権運動の出発点となる。リンカーン大統領による奴隷解放宣言から100年を迎えた1963年には、首都ワシントンを目指す 平和大行進が全州から8月28日のリンカーン記念堂前・大集会に参集し(およそ20万人)、キング牧師は「私には夢がある」と題する名演説を行った。留学中であった筆者も学友らと共に参列し、その感動は今も心に響いている。 (陶山義雄)