三位一体後第3主日礼拝
2007年6月24日
三位一体後第3主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 木下由美子 前 奏 招 詞 (ローマ12,1) 讃 美 歌 2 詩編 交読 詩107編1-16節(p.119) 旧約 聖書 エレミヤ書1,4-10 (p.1172) 新約 聖書 テモテへの手紙一 1,12-17(p.384) 祈 祷 説 教 「キリストの忍耐」 祈 祷 讃 美 歌 342 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 27 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂。讃美歌546番。指導は中村今日子さん。
- 懇談会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。特にテーマを決めず、「カンファレンス」への希望、「9条の会」のことなど、自由に話し合います。
- 「代々木上原教会9条の会」 13:00から会堂で。岡本磐男さんの発題「改憲論議と対米従属」を聞いた後、話し合います。
今週の集会
- 祈り会 27日(水)10:30〜11:30 会議室A。聖書の学びは『箴言』に入ります。今週は村上牧師による導入と質疑。
次週(7月1日)予告
- 教会学校 9:00
- オリーブ会 9:30
- 三位一体後第4主日礼拝 10:30 説教「私たちは主のもの」 村上牧師 (ローマの信徒への手紙 14,1-12)
- 讃美歌練習
- 7月定期役員会
報告
- 青年会主催中国研修旅行 29日(金)朝、成田を発ち北京経由で長春へ。宋さんの案内で重要な史跡や教会を訪問した後、2日(月)夜、成田に帰着の予定。参加者は5名。廣石副牧師も同行します。良い旅を!
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 27日(水)午前〜28日(木)午後
- 30日(土)午後〜7月1日(日)夕方
牧師室から
「祈り会」の中での『ヨブ記』の学びは、先週で終わりました。この書の主題は「苦難」ですが、この重いテーマを1年かけて少しずつ皆で一緒に考えてきたことは、私たちの教会にとって大へん意義深いことだったと思います。
ヨブは「無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きていた」(1章1節)。ところが、あるとき突然、あらゆる災難が襲いかかり、10人の子どもたち全員と全財産を一挙に失います。その上、自分はひどい病気にかかってしまう。何故こんな目に遭わなければならないのか?ヨブには納得がいきません。彼が「自分の生まれた日を呪った」(3章1節)のも当然です。
そこへ3人の友達が彼を慰めにやって来て語り始めますが、それは要するに「因果応報説」の押しつけでした。ヨブは何か重大な罪を犯したために罰が当たったに違いない、というのです。これがヨブをひどく苦しめました。
ヨブの必死の反論と友人らの応酬。ヨブ記全42章のうち、殆どはこの論争で占められますが、最後に神ご自身が(人間ではなく!)人知を遥かに超えた驚くべき御業についてヨブに語りかける(38〜41章)。その時、ヨブは初めて「神の経綸」を悟るのです。彼は、自らの無知と無力を告白し、「自分を退け、悔い改め」(42章6節)る。こうしてヨブは苦難を通して新しくされます。
奴隷所有、あるいは女性差別に関する叙述が消えているのも、彼の新生を示唆しているように思われてなりません(村上伸)。