三位一体後第2主日礼拝
2007年6月17日
三位一体後第2主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (詩編46,10) 讃 美 歌 353 詩編 交読 詩108編2-7 (p.122) 旧約 聖書 イザヤ書9,1-6 (p.1073) 新約 聖書 エフェソの信徒への手紙2,14-22(p.354) 祈 祷 説 教 「隔ての壁を取り壊す」 祈 祷 讃 美 歌 223 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 25 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂。讃美歌1番。指導は中村今日子さん。
- 青年会 讃美歌練習後〜13:00 牧師室。聖書輪読、中国旅行に備えての話し合いなど。
- ガリラヤ会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。主題は「手話を楽しむ」。指導は内山伸子さん。
- 壮年会 讃美歌練習後〜13:00 会議室B。「組織のアイデンティティーとブランド化」と題する南山宏之さんの話と懇談。
今週の集会
- 祈り会 20日(水)10:30〜11:30 会議室A。ヨブ記42章を学び、共に祈ります。
次週(6月24日)予告
- 教会学校 9:00
- オリーブ会 9:30
- 三位一体後第3主日礼拝 10:30 説教「キリストの忍耐」 村上牧師 (テモテへの手紙一 1,12-17)
- 讃美歌練習
- 懇談会
- 「9条の会」 13:00から
報告
- 予定の変更。 先週の<牧師室から>に、「7月1日の役員会を8日に延期する」と書きましたが、予定通り1日に行います。
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 20日(水)午前〜21日(木)午後
- 23日(土)午後〜24日(日)午後
牧師室から
今週の土曜日(23日)は、沖縄戦終結の記念日です。それに先立ち、私は『ひめゆり』というドキュメンタリー映画を見て、62年前の悲惨事について深く考えさせられました。
当時、師範学校や女学校の女生徒たちが動員されて傷病兵の看護に当たったことは広く知られていますが、この映画は『ひめゆりの塔』のような劇映画ではありません。日米双方の側に保存されていた実写フィルムを長年かけて収集・編集したものを軸とし、数々の凄まじい映像の合間に、生き残った何人かの女性が自らの経験を語るという構成になっています。
「米軍の上陸」と簡単に言いますが、この映画が描き出した実相は凄まじいものです。米軍の圧倒的な物量、艦砲射撃の物凄さ、地獄の炎のように焼き尽くす火炎放射器、日本兵が潜む壕(ガマ)に手榴弾を投げ込んで一つ一つ「しらみつぶし」にして行く徹底したやり方。
「語り部」の人たちの話も多くは凄惨な内容で、思わず耳をふさぎたくなる位でした。十代後半のうら若い女性たちがこれ程の体験を強いられたとは、何と無残なことでしょう。しかし、要するにこれが戦争なのです。
この映画を見ると、「軍隊が国を守る」という虚構にも気づかせられます。一旦戦争が始まれば、軍事上の命令や目的・軍の機密や体面などが他のすべてに優先する。「国民の生活を守る」などと言ってはいられない。「憲法9条」を捨てようと画策している人々は、この事実をもっと真剣に考慮すべきです (村上伸)。