三位一体後第7主日礼拝
2009年7月26日
三位一体後第7主日礼拝 10:30 司会・説教 廣石 望 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (マラキ書3,1) 讃 美 歌 51 交 読 文 詩編139編 (p.37) 旧約 聖書 エレミヤ書6,10-30 (p.1186) 新約 聖書 ルカ福音書16,1-13 (p.140) 祈 祷 説 教 「詐欺師の報い」 祈 祷 讃 美 歌 92 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 29 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 教会学校 9:00 お話 「12人を派遣」(ルカ9,1-9) 竹内 志摩子
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂で。426番。指導は木下由美子さん。
- 懇談会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。「脳死・臓器移植の問題をどう考えるか?」をテーマに語り合います。
- 9条の会 13:00〜14:00 会議室A。鈴木伶子さんの発題「日本基督教団の成立と戦時中の教団」を聞き、質疑・懇談します。
今週の集会
- 祈り会 29日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編64編の学びと祈り。
次週(8月2日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「5千人に食べ物を」(ルカ9,10-17) 廣石 由加
- 平和聖日礼拝 説教「地の塩、世の光」 (マタイ5,13-16) 村上牧師
聖餐式を執行します。
報告
- 8月の教会活動 教会学校礼拝と主日礼拝以外のすべての活動は休みます。
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 29日 (水)午前〜30日(木)午前
- 8月1日(土)午後〜2日(日)午後
牧師室から
恵泉女学園大学学長の木村利人(きむら・りひと)さんは生命倫理の専門家として知られる方ですが、7月18日の『キリスト新聞』の「論壇」で「臓器移植」の問題を取り上げています。参考になるので、以下に紹介しましょう。
彼は先ず、キリスト者の基本的な考え方を提示する。――私たちの「いのち」は神が与えられたものだから、「お互いが、神による賜物としてのいのちを大事にし、他者を尊び、支え合う愛の心は、私たちの家族や社会によって育まれる人間生活の基盤である」というのです。
そして、臓器移植を巡る世界の諸教会の動向を紹介して、1970年代以降、臓器の提供を「いのちの支えあい」として積極的に推進してきた、と述べています。米国ではルーテル教会・メソジスト教会・長老教会など多くの教派が臓器移植推進決議を行い、移植促進のための教育プログラムを作り、教会の入り口には移植関連のパンフレットを置くなど、この問題と積極的に取り組んでいるそうです。臓器提供意思表示カードも配布されている。ユダヤ教・イスラム・仏教などもおおむね肯定的だといいます。
その上で、木村さんは、6月18日に衆議院を通過した「臓器移植法改正案」の問題点を二つ指摘しました。(1)「人の死」について。「臓器移植との関連のみで、十分な論議のないまま、国の法律として定義された」ことは問題である。「臓器移植とは切り離して」慎重に検討され直されるべきだ。(2)「臓器提供」について。今回の改正案では、「拒否」を表明しない場合は「同意」とみなされる。だが、これは「いのちの支え合い」という基本的な考え方となじまない。「本人の自発的な…生前の意思表示が必要である」という原則は守り続けられねばならない。
日本の教会でもこういった問題について真剣に語り合う時が来ていると思います(村上伸)。