Shimako F一覧

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「神の喜びのために」創世記2:1-4前半 中村吉基

創世記の天地創造は第七の日に完成され、神が安息なさったとある。神にとっては働くばかりではなく休まれる。安息も神聖なことと聖書は教える。安息日は6日の仕事のプレゼントではなく、働くことをやめ神に心を向ける日なのである。そして新しい力をいただき、レクリエーション(再創造)される。神は生き生きとしている姿でいることをお望みであり、神を喜ばせる生き方は人生の最大の目的である。

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「違う、そうじゃない」マルコ12:38-44 中村吉基

今日の箇所ではえらぶる律法学者と生活費すべてをささげるやもめの対比がなされている。ことさらに着飾り宴会では上座に着く律法学者は「人からどう見られるか」に心を奪われている。一方で少ない額ではあるが生活費すべてをささげたやもめをイエスは「だれよりもたくさん入れた」と高く評価される。この話は信仰美談につながりがちであるが、それは追い詰められてそうせざるを得なかったのかという見方もできる。40節にある「やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈り」という律法学者の批判、そしてその後13章の「神殿の崩壊の予告」をあわせて読めば神殿体制の不正と搾取を告発する文脈とも読める。イエスの神殿の崩壊の予言は紀元70年のユダヤ戦争で成就する。神は不正を許さない。私たちは聖書にある弱い人の声を意識して読んでいきたい

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「光である神」ヨハネI1:5-10 廣石 望

本日の礼拝は教会創立28周年、世界聖餐日、世界宣教の日の三つを同時に記念している。私たちの教派はプロテスタント教会のひとつとして世界の諸教会と交流関係にある。そのエキュメニカルな統合性の象徴として、他教派の人々と同じ日曜日に聖餐式を祝う。そして代々木上原教会はそれ自体が教会合同によって成立した共同体なのである。 神は光であり闇はない。私たちは罪を否定せず、告白し、赦しを受けてこそ光の中を歩む。互いに愛し合うとき、神との真の交わりが実現する。昨年、南インドとドイツで多様な教会や神学生たちと出会い、信仰のあり方と教会の歴史を見つめ直した。光である神が私たちを結び、罪の告白と赦しの中で真の交わりが与えられるだろう。