Shimako F一覧

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「共に喜び、共に泣く教会」ローマ12:9-18 中村吉基

2025年度の代々木上原教会の総会を経て、年間聖句としてローマ12章15節「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」が掲げられた。ローマの信徒への手紙はパウロが「福音とは何か」、またそこから「福音にふさわしいキリスト者の生き方とは何か」を述べている。9-13節では教会内の「仲間」同士の愛、10-13節は「愛の十戒」と呼ばれ様々な愛の実践が記されている。これらを通して「イエス・キリストの福音に生かされた私たちが、このような偽りのない愛の姿に生きよう」と言ってるのである。簡単なことではない。ねたんだり、社会的な属性で判断してしまうが、キリストにあった仲間となった者として、聖霊の助けを求め「たゆまず祈らなくて」ならない。 今日は特に「自分のものとして」という言葉に注目したい。今日の聖句を私たちが行う者となるためには「他者の貧しさ、困難を自分のものとして受け容れる」教会である必要がある。もし主イエスがここに居られたならどうされるを考え、従うものになっていきたい。

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「それでも朝は来る」マタイ28:1-10 中村吉基

今日はイースター。マグダラのマリアたちがイエスの墓を訪れる箇所である。彼女たちは危険を顧みずに墓へ行き、復活を知らされ、喜びを持って弟子たちに伝える。死は深い悲しみが伴うものだが、マリアたちの行動や復活の主との再会が示すように、死は終わりではなく新たな始まりであると聖書は語る。復活のイエスは今も私たちと共にあり、悲しみを共にし、再出発の力を与えてくださる。イエスは弟子たちに「ガリラヤに行きなさい」と告げる。これは単なる地名ではなく、私たちの日常・周縁・必要とされる場所を象徴である。私たちもそれぞれの「ガリラヤ」へと出かけていくことで、復活の主に出会える。