受難節前第2主日礼拝
受難節前第2主日礼拝 午前10:30 司会・説教:秋葉正二 奏楽:原田由加 前 奏 (黙祷) 招 詞 ヘブライ3,15 讃 美 歌 281(大いなる神は) 交 読 詩編18,21-35(讃,巻末p.19) 旧約聖書 申命記30,11-14 (旧p.329) 新約聖書 ローマ10,5-13 (新p.288) 祈 祷 説 教 「御言葉はあなたのごく近くに」 祈 祷 讃 美 歌 141(主よ、わが助けよ) 献 金 主の祈り 93-5A 頌 栄 25(父・子・聖霊に) 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00「2枚のレプトン」(ルカによる福音書 21,3) Y.須藤
- オリーブ会(CS分級時) A会議室
本日の集会
- 壮年会 読書会・下村寅太郎著〈アッシジの聖フランシス〉発題:松山正男 礼拝後、12:15-14:00 A会議室
- ガリラヤ会 礼拝後、11:50-12:50 A会議室
今週の集会
- 祈り会 2月22日(水) 10:30-11:30 A会議室
次週礼拝等(2017年2月26日)予告
- 顕現後第2主日礼拝
聖書:哀歌3,1-24,ヨハネ福音書20,24-29
説教:「夜明けの歌を歌おう」
司会:廣石 望 説教:増田 琴
奏楽:中村今日子
讃美歌:51, 528, 27
- 教会学校 9:00「その水を下さい」(ヨハネによる福音書 12,33) 齊藤和夫
- 9条の会 〈共謀罪について〉礼拝後、A会議室。発題:木下由美子
集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)
(教会外)
- 「秘密保護法と共謀罪がある日本社会を考える」 2月20日(月)18:00-20:00 弁護士会館2F講堂
- 「安倍政治を終わらせよう院内集会」 2月2l日(火)17:00〜参議院議員会館講堂
- 講演「辺野古の海を埋め立てるな」 新垣勉(弁護士)他2月2l日(火)18:30より 文京区民センター
- 講演「カルト実態とその素顔−宗教との違い−」 講師:山本裕司(西片町教会牧師) 3月2日(木)14:00-16:00、東京YWCA会館217号室(申込締切2/28)。主催:東京YWCAキリスト教基盤研究室(Tel. 3293-5456 Fax. 3293-5570)
牧師室から
以前も一度書かせて頂いたが、水上勉の著書はかなり読んできた。小説はもちろんだが、中でも仏教選集はほとんど読んだ。彼の小説は周知の通り日本海側を舞台にした暗い世界を描いたものが多い。いつも貧しさや悲しみがテーマになっている。なぜこんな暗い世界にはまり込んだのか、と我ながら不思議に思う。一つの理由はその筆力だと思う。水上には文豪という形容がもっともふさわしいと私は思っている。彼の紡ぐ文章の底には破戒僧という引け目が息づいている。自分が育った京都の寺は彼にとって故郷であり、縁の切れない舞台である。純粋禅に惹かれ続けたのは、それが破戒僧である自分が本来目指すべき世界であったという自覚なのだと思う。娘一家が京都に住むようになって何度か京都へ出向いたが、昨年、小浜街道を通って若狭まで足を伸ばし、水上の故郷の村とそこに建てられた「若州一滴文庫」を訪ねて美術・文学などの資料や竹人形の展示を見てきた。水上は生前、若狭に立ち並ぶ原発に警鐘を鳴らし続けたが、その感覚は正しかったと思う。また小浜には明通寺もある。坂上田村麻呂創建の古刹で、本堂と三重塔は国宝。20年程前に東海林勤先生と訪ねたことがある。ご住職は「原子力行政を問い直す宗教者の会」の中心メンバーの中嶌哲演師。案内して頂いた古刹は懐かしかった。水上も若狭で反原発、反戦平和活動をする哲演師のことはよく理解していただろう。ちなみに水上のご子息窪島誠一郎氏は明大前で劇場キッド・アイラック・アート・ホールを主宰しておられる。 秋葉正二