受難節第3主日礼拝
受難節第3主日礼拝 10:30 司会・説教:廣石 望 奏 楽:木下 由美子 前 奏 (黙祷) 招 詞 (イザヤ42,1a) 讃 美 歌 51「愛するイェスよ」 交 読 文 詩編57(「交読文」p.18) 旧約聖書 列王記上19,19-21 (旧p.566) 新約聖書 ルカによる福音書9,57-62 (新p.124) 祈 祷 説 教 「神の国と家族」 祈 祷 讃 美 歌 300「十字架のもとに」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 27「父・子・聖霊の」 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00〜 「神さまありがとう」(詩編121,8) 松原新吾
本日礼拝後
- 9条の会 会議室A。「脱原発は可能か」西田和子
- 秋葉牧師は本日砧教会で説教です。
今週の集会
次週(3月30日)予告
- 受難節第4主日 10:30〜
聖書:申命記8,1-10 ヨハネ福音書12,20-26
説教題:「マナを食べて生きる」
司会・説教:秋葉正二
奏楽:森 友紀
- 教会学校 9:00〜 「光の子として歩む」(エフェソ5:8) 齊藤 和夫
- 月例懇談会 礼拝後、聖餐についてなど、忌憚のない語り合いのひとときを持ちます。
今後の予定
- 4月定期役員会 4/6礼拝後
- 棕櫚主日礼拝 4/13(受難週入り)
- イースター 4/20(CSフェスタ)
- 教会総会 4/27 礼拝後
報告
- ガリラヤ会「年度総会」で新年度会長に武原要子さんが選出されました。
牧師室から
ロシアのプーチン大統領がウクライナのクリミヤ半島を軍事的な強権を発動させて自国領に強引に組み入れようとしています。識者の間では勝負あったとの意見もありますが、欧米は抗議の姿勢を明確にしています。遅ればせながら日本も欧米側に加担する意思表明をしました。それにしてもウクライナのソ連邦からの独立とはいったい何だったのでしょうか。中国のウイグルやチベットへの権力行使もそうですが、どうして広大な領土を持つ大国はこうした小さな領土併合にこだわるのでしょうか。
こうした報道を耳にすると、その昔、ユダ王国がアッシリア帝国との戦争の危機に立たされた状況を思い出します。とりわけイザヤの存在は白眉でした。アッシリアのような帝国主義的支配にイザヤは独自の立ち位置を示しています。イザヤは信仰的理想主義者のように言われますが、彼の本質は現実の政治的状況を相対化するようなリアリズムにあったのではないかと思います。イザヤは世界帝国の度を超えた恐ろしさを明確に認識しています(イザヤ5,26-30)。彼は歴史的困難を直視しました。その上でそれを相対化するのです。それを可能にするのは揺るぎない信仰の保持でした。そうしたいわば神の正義への情熱のみが歴史に耐え得ることをアピールしたと思います。
それにしてもクリミヤ半島の民衆はこれからどういう歴史の荒波にもまれるのでしょうか。親ロシア派以外の人々の将来はどうなるのでしょうか。軍事同盟が支えるような平和ではなく、静かに神に信頼するような知恵が人々に与えられることを祈らずにはおれません。対岸の火事ではなく、私たちにも関わる人類の平和構築の課題としてクリミヤ情勢を受け止めたいと思います。 (秋葉正二)