受難節第3主日礼拝
2009年3月15日
受難節第3主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (マタイ16,24) 讃 美 歌 87 交 読 文 詩編139編 (p.37) 旧約 聖書 詩編25,15-21 (p.856) 新約 聖書 コリント二1,8-11 (p.325) 祈 祷 説 教 「主に目を注ぐ」 祈 祷 讃 美 歌 301 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 26 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 9:00 お話 「最後の主の晩餐」(ルカ22,14-22) 村上典子
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂。313番を黒髪紀子さんの指導で練習。
- ガリラヤ会 讃美歌練習後〜13:00会議室A。2008年度の総会。
- 壮年会 讃美歌練習後〜13:00会議室B。他宗教について理解を深めるシリーズの第1回目。佐藤勝輝さんの発題「インドの原始仏教について」を聞いて懇談。
今週の集会
- 祈り会 18日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編45編を学び、共に祈ります。
次週(3月22日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「イエスの逮捕〜ペテロの裏切り」(ルカ22,47-62) 和田勝幸
- 受難節第4主日礼拝 説教「一粒の麦」(ヨハネ12,20-26) 村上牧師
- 讃美歌練習
- 懇談会 8日の現代聖研でなされた岡本磐男さんの発題「世界経済危機はどうなる」について話し合いを継続。
報告
- 西南支区定期総会 8日午後に開催、諸報告を承認した後、新年度予算案が可決されました。また、三役改選があり、支区長に佐野英二牧師(安藤記念教会)、副支区長に及川信牧師(中渋谷)、書記に渡辺義彦牧師(麻布南部坂)が選ばれました。
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 18日(水)朝〜19日(木)午後
- 21日(土)午後〜22日(日)午後
牧師室から
旧約聖書には、私たちがどうしても認める気になれない記事がいくつかあります。その最たるものは、解放されたイスラエル民族が約束の地カナンに入るとき、行く先々で先住民族に対して行った残虐な仕打ちでしょう。アイという町では、12,000人の住民を皆殺しにし、その人たちの全財産を略奪した挙句、町そのものを焼き払って廃墟にしたと記されている(ヨシュア記8章)。まるで、ガザでイスラエルがやったことのモデルのようです。
もっとやり切れないのは、こういう行為を神が「お望み」(詩篇44編4節)になったと言って正当化していることです。このことに躓いて信仰に踏み切れない人も多いと思います。
悩ましい問題ですが、私はやはり、イエスの旧約に対する姿勢に学ぶ他はないと考えます。イエスは、「わたしが来たのは…律法や預言者(旧約聖書)を廃止するためではなく、完成するため」(マタイ5章17節)であると言い、律法の文言の背後に隠れている本来の意味を掘り起こされました。また、旧約の多くの律法の中から、「神を愛すること」と「隣人を自分のように愛すること」の二つだけを、最も重要な掟として引き出された。このイエスを通して旧約も読む。これが私たちの道でしょう。
旧約の中には確かに受け入れ難い言葉もありますが、それらもまた、私たちの救い主であるイエスにおいて克服され、純化され、完成されるのではないでしょうか(村上伸)。