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受難節第2主日礼拝

受難節第2主日礼拝

受難節第2主日礼拝  10:30
  司会・説教:秋葉正二
  奏      楽:鈴木伶子
前    奏  (黙祷)
招    詞  (ローマの信徒への手紙5,1-5)
讃 美 歌  297「栄えの主イエスの」
交 読 文  詩編119,89-96 (讃,後ろp.136)
旧約聖書  詩編35,1-16 (旧p.866)
新約聖書  マルコによる福音書12,1-12 (新p.85)
祈    祷
説    教  「隅の親石―人生の力」
祈    祷
讃 美 歌  528「あなたの道を」
献    金
主 の 祈  93-5
頌    栄  24「たたえよ、主の民」
祝    祷
後    奏
			

 

本日礼拝後

  • ガリラヤ会 「年度総会」会議室A
  • 壮年会 「横浜バンドについて」神尾昭二、会議室B
  • 青年会 会議室C

 

今週の集会

  • 祈り会 3月19日(水)10:30-11:30 会議室A。「死刑をめぐる聖書のイスラエル法(3)」

 

次週(3月23日)予告

  • 教会学校 9:00〜 「神さまありがとう」(詩編121,8) 松原新吾
  • 9条の会

 

今後の予定

  • 4月定期役員会 4/6礼拝後
  • 棕櫚主日礼拝 4/13(受難週)
  • イースター 4/20(CSフェスタ)
  • 教会総会 4/27 礼拝後

 

牧師室から

 Jリーグの試合中に差別表現が書かれた横断幕が掲げられた事件が報道され、新聞紙上などを賑わわせています。昨年のヘイトスピーチ報道に現れているように、昨今は安易にナショナリズムに便乗する動きが気になります。右寄り政権の誕生もそうした流れに拍車をかけているのでしょう。浦和レッズのサポーターの行動は、紛れもないヘイトクライム(憎悪犯罪)です。日本が国連の人種差別撤廃条約締約国であることを自覚して、国連の勧告に従って法整備を行っていればかなりこうした犯罪は防げたでしょう。

 図書館のアンネ・フランク関連本が次々と破られている事件にも思想・意見の共通性を感じます。私のフランス人の義理の息子は、「お父さん、これはフランスだったら逮捕されていますよ」と言っていました。人種差別を禁じる法律があるからです。ドイツなども同様で、ヘイトクライムは刑法で罰せられます。ナチスの歴史への反省は深く国民に浸透しており、性別、出生、人種、言語、出身地、信条、宗教または政治的思想のために、不利を被ったり優遇されたりしてはならないことが「ドイツ基本法」で定められています。欧米社会に差別を禁止する思想が根付いているのは聖書の存在が大きいと思います。出エジプト記や申命記、福音書の主イエスの言葉などには、人権擁護に通じる思想が多く見られます。それゆえキリスト者は人権に敏感であるべきです。国家が人種差別撲滅のために法を整備するだけでなく、行政面でもあらゆる手を尽くすよう訴えていく必要があります。事は一国の問題ではありません。あえて言えば、世界が固唾を呑んで我が国の動向を見守っているのです。もっと言えば、神さまが私たちキリスト者の行動を見ておられるということです。 秋葉正二