復活主日礼拝
2008年3月23日
復活主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (イザヤ書35,1-2) 讃 美 歌 328 詩編交読 詩118,13-29 (p.130) 旧約聖書 ホセア書6,1-3 (p.1409) 新約聖書 コリント一 15,1-11 (p.95) 祈 祷 説 教 「キリストの復活」 祈 祷 讃 美 歌 316 洗 礼 式 讃 美 歌 77 聖 餐 式 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 28 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 9:00 お話 「イエスの死と復活」 (マルコ 16,1-8)村上 典子
本日礼拝後
- イースター・フェスタ 12:30〜15:00 会堂内外で。ゲーム、工作、ランチ、コーヒーなど盛り沢山のプログラムです。子どもも大人も一緒に楽しい時を過ごしましょう。
今週の集会
- 家庭集会 28日(金)19:00〜20:30 西田和子さんのお宅で。遠藤周作『キリストの誕生』について、村上牧師の話(2回目)を聴き、語り合います。
次週(3月30日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「弟子たちに現れる」 (マルコ 16,12-13)村上 雅子
- 復活後第1主日礼拝 10:30 説教「生き生きとした希望」 (ペトロ一 1,3-9) 村上牧師
- 9条の会 「沖縄と憲法」
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 26日(水)午前〜27日(木)午前
- 29日(土)〜30日(日)午後
牧師室から
去る18日(火)、滞在先のベルリンで「マティアス・グリューネヴァルト素描展」を見る機会がありました。
グリューネヴァルト(1480-1528)は「イーゼンハイム祭壇画」の作者で、その中央に十字架上のイエスの苦しみを凄まじいまでの細密さで描いた人です。今回の展覧会にも「磔刑図」のスケッチが何枚か展示されていて、主イエスの苦悩に対する彼の並々ならぬ関心の深さを改めて知ることができました。
グリューネヴァルトが主イエスの苦悩にこれ程こだわったのはなぜか? クリスティーナ・ティルマンという美術史家は、それは彼がその時代の深刻な問題を真剣に考えていたことの証しだと説明しています。つまり、ヨーロッパはその少し前にペストの災禍に見舞われ、戦争も相次いで何十万という人が死に、その中で教会の権威は失墜し、人々は何を信じていいのか分からなくなっていた。グリューネヴァルトは、主イエスの苦悩を描くことによって、「神なき時代」が自ら招いた悲惨を示したのだ、その意味で彼は「受苦日の画家」である、というのです。
しかし、同じ祭壇画の裏面に、彼が主イエスの復活の場面を描いていることを忘れてはなりません。光り輝くような色彩に溢れた絵です!
十字架のイエスの「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という絶望的な問いに対して、「否、わたしはあなたを見捨てはしない」という神の輝かしい答えが与えられた。これが復活です。そして、グリューネヴァルトはこのことの証人でもあるのです(村上伸)。