三位一体後第13主日
三位一体後第13主日礼拝 午前10:30 司会・説教:廣石望 奏楽:鈴木伶子 前 奏 (黙祷) 招 詞 詩編100,1-2 讃 美 歌 353(父・子・聖霊の) 交 読 詩編77編(讃美歌21巻末「交読詩編」p.83) 聖書朗読 サムエル記上16,14-23 (旧p.117) マルコによる福音書9,14-29 (新p.74) 祈 祷 説 教 「口をきけなくする霊と信仰」 廣石望 祈 祷 讃 美 歌 463(わが行くみち) 献 金 感謝祈祷:礼拝当番 主の祈り 93-5A 頌 栄 25(父・子・聖霊に) 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00「主の祈り(2)」(マタイ6,11) 松原新吾
- CSのオリーブ会 CS分級時、牧師館。担当:鈴木伶子
本日の集会
今週の集会
- 祈り会 9月18日(水) 10:30-11:30 A会議室。担当: 内山伸子
次週礼拝等(2018年9月22日)予告
- 三位一体後第14主日
聖書:申命記8,11-18;マタイによる福音書5,17-20
説教:「新しい生き方の掟」(山上の垂訓講解説教第3回) 陶山義雄
奏楽:小野千恵子 讃美歌: 3, 61, 516, 83
- 教会学校 9:00「主の祈り(3)」(マタイ6,12) 村上典子
今後の予定
教会内
- 「特別伝道集会・公開学習会」 9月29日(日)11:45-13:15 「ふつう」ってなんだろう?〜キリスト教とLGBTQ〜 中村吉基先生
牧師室から
旅先で香港の若者と出会い、デモのようすを聞いた。この方の家系は大陸出身だが、自身のアイデンティティは「香港人」だそうだ。「私たちの自由な伝統に中国政府が圧力をかけるのが耐えられない」と言った。
香港は、アヘン戦争(19世紀半ば)をきっかけにイギリス植民地となるが、大陸で情勢が不安定化する度に大量の難民が流入した。第二次世界大戦中は日本が占領したが、戦後はイギリス植民地に戻り、1997年に中華人民共和国に返還されて特別行政区になった。
今回のデモは、中国本土への容疑者引渡しを可能にする「逃亡犯条例改正案」の撤廃要求に始まる。香港自治の要である司法への介入に反発したのだ。他方で大陸の中国人には、「香港人はかつての宗主国イギリスが与えた既得特権に固執している」という冷ややかな見方もある。
北京政府は対岸の深圳に憲兵隊を待機させており、これが動員されれば多数の死者が出るだろう。香港は金融経済の中心のひとつなので、武力鎮圧がもたらす経済的損失は計り知れない。しかも香港人がそれで黙るかどうかも分からない。民間人の大量逮捕は、「火山が噴き出す溶岩を、再び火口に詰め戻そうとするようなもの」というコメントも聞こえる。
旧約預言者ホセアは、経済的繁栄と結びついた多神教崇拝を、「ヤハウェ一神崇拝」の立場から強く批判したことで知られる。「彼女(イスラエル)は知らないのだ。/穀物、新しいぶどう酒、新しいオリーブ油を彼女に与え/バアル像のために用いた銀と金を豊かに与えたのはこの私だということを」(ホセア2,10)。――倫理性なき繁栄は虚しい。 (廣石望)