三位一体後第20主日礼拝
三位一体後第20主日礼拝 10:30 司会 松原 新吾 説教 村上 伸 奏楽 原田 由加 前 奏 (黙祷) 招 詞 (イザヤ書52,7) 讃 美 歌 18「心を高くあげよ!」 交 読 文 詩編42編 (「交読文」p.9) 旧約聖書 イザヤ書42,1-4 (旧p.1128) 新約聖書 マタイ福音書27,11-14 (新p.56) 祈 祷 説 教 「彼は叫ばず、呼ばわらず」 祈 祷 讃 美 歌 469「善き力にわれかこまれ」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 26 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00 「神さまの望み」(ヤコブ1,22)土田 潤子
本日礼拝後
- 青年会 礼拝後
- ガリラヤ会/壮年会(合同) 礼拝後、礼拝堂
鈴木荘一氏 「ひとはなぜ、人の死を看とるのか」
〜ホスピスケア(緩和ケアの歩み)〜
- ※礼拝後すぐ、28日の「宗教改革記念礼拝」に歌う讃美歌の練習をします。
今週の集会
- 祈り会 10月24日(水)10:30-11:30 会議室A。前回に続き、村上先生の解説によるボンヘッファーの「キリストに従う」をCDで聴いて共に祈ります。
次週(10月28日)予告
- 三位一体後第21主日礼拝「宗教改革記念日礼拝」
聖書:ローマの信徒への手紙3,21-31
説教:「信による義」廣石 望
- 教会学校 9:00 「命のパン」(ヨハネ6,48)山田スエ
- オリーブ会 9:40-10:00
今後の礼拝・集会予定
- 11月4日(日) 陶山義雄牧師による説教、代々木上原教会九条の会
- 11月11日(日)関田寛雄牧師の説教、定期役員会
- 11月18日(日)各集会:ガリラヤ会、青年会、壮年会
- 11月25日(日)召天者記念礼拝
牧師室から
村上春樹さんは「この20年ばかりの、東アジア地域における最も喜ばしい達成のひとつは、そこに固有の『文化圏』が形成されてきたことだ」と述べ、それは「国境を越えて魂が行き来する道筋なのだ」(9月28日『朝日新聞』朝刊、下線は村上伸)と指摘した。その上で彼は領土問題をめぐる対立を取り上げ、「それは安酒の酔いに似ている。安酒はほんの数杯で人を酔っ払わせ、頭に血を上らせる。人々の声は大きくなり、その行動は粗暴になる。論理は単純化され、自己反復的になる。しかし賑やかに騒いだあと、夜が明けてみれば、後に残るのはいやな頭痛だけだ」と言う。
続いて彼はヒトラーがやったこともそれと同類だと言って、「それがどのような結果をもたらしたか、我々は知っている」と警告している。「そのような安酒を気前よく振舞い、騒ぎを煽るタイプの政治家や論客に対して、我々は注意深くならなくてはならない」のであり、「安酒の酔いはいつかさめる。しかし魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない」と結んでいる。重要な提言だ。中国の知識人たちの間に賛同の声が起こっているとも聞く。教会が果たすべき使命についてのヒントがここにあるのではないか(村上伸)。