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三位一体後第17主日

三位一体後第17主日

三位一体後第17主日  午前10:30
  司会・説教:秋葉正二
  奏      楽:中村今日子

前    奏  (黙祷)
招    詞  Iヨハネ5,4
讃 美 歌  13(みつかいとともに)
交    読  詩編129 (讃,巻末p.145)
旧約聖書  イザヤ書52,7-10 (旧p.1148)
新約聖書  ローマの信徒への手紙10,9-17 (新p.288)
祈    祷
説    教  「万民の救い」
祈    祷
讃 美 歌  414(せかいの友と)
献    金
主の祈り  93-5A
頌    栄  27(父・子・聖霊の)
祝    祷
後    奏
			

  • オリーブ会 (CS分級時)A会議室

 

本日の集会

  • ガリラヤ会主催「ビデオ鑑賞会-ホセ・ムヒカ(ウルグァイ前大統領来日時スピーチより)」 礼拝後、会堂で(13:00終了予定)。青年会、壮年会も合流。

 

今週の集会

  • 祈り会 9月21日(水) 10:30-11:30 A会議室

 

次週礼拝等(2016年9月25日)予告

  • 教会学校 9:00「落穂拾い」(ルツ2,17) 鈴木伶子

 

集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)

(教会内)

  • 聖歌隊練習 9月25日(日)9:45-10:15 会堂 
  • 9条の会 9月25日(日)礼拝後、A会議室
  • 定期役員会 10月2日(日) 12:00-14:00、A会議室

(教会外)

  • 部落解放「祈りの日」礼拝 9月18日(日) 16:00-18:00 東京府中教会 説教:高橋真軌 
  • 「ヘイトスピーチって何だ?」日本聖公会日韓協働委員会 9月24日(土) 14:30-16:30、牛込聖バルナバ教会(地下鉄東西線神楽坂駅下車徒歩1分)
  • 「日韓〈合意〉では解決しない〈慰安婦〉問題」 9月29日(木)17:00-19:00、早稲田教会ロビー。発題:池田恵理子さん(Wam館長)。
    ※集会に先立ち16:00から「女たちの戦争と平和資料館」(Wam)に集合・見学(入場料\500-)。

 

牧師室から

 7月から北方謙三氏の3部作(水滸伝19巻、楊令伝15巻、岳飛伝17巻)を大いに楽しみながら読了した。毎晩寝床で遅くまで読むので、たい子さんからは大分顰蹙を買ったが。小説だから本来残酷なシーンも痛快に描いて通り過ぎてゆく。しかし著者は名うてのハードボイルド作家だから、大勢の登場人物であるにもかかわらず、人間の描き方はさすがである。多様な人物が志とは何か? と自らの生死を問いながら生き抜いていく。学生時代に吉川英治版の三国志と水滸伝を熱中して読んだが、北方版はそれとはまったく違うものに仕立て上げられている。私たちは聖書を読みながら自分の生と死について考えるが、こうした小説から生死を考えるのも興味しろい。読み終えて、いま一人ひとりの登場人物を思い浮かべている。つくづく小説の世界の魅力を想う。もう一つ、上記の作品には戦場の場面がかなり出てくるが、戦場に立たされた時、人の心はどうなってしまうか考えさせられた。軍人は国家の命令とはいえ、人を殺すことに耐えられるものなのか。戦争という圧倒的な暴力が人間に何をもたらすのか…。かつて米国ではベトナム戦争からの帰還兵にPTSDを発症した兵士がたくさんいた。徴兵制により無垢の若者たちが犠牲になった。遠隔操作で攻撃するTVゲーム型の戦闘は戦争の性格を変えてしまったが、機械の介在は殺人への抵抗感を低下させてしまったのではないかと思う。いまは核の時代である。躊躇なく大量殺人を行える環境をどう変えられるのか、平和への課題はとてつもなく大きい。 秋葉正二