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受難節第5主日礼拝・「戦争責任告白」40周年記念礼拝

受難節第5主日礼拝・「戦争責任告白」40周年記念礼拝

2007年3月25日

  受難節第5主日礼拝・「戦争責任告白」40周年記念礼拝  10:30
        司会・説教  村上 伸
        奏      楽  村上典子
前    奏
招    詞  (イザヤ書42,1)
讃 美 歌  300
詩編交読  詩編69,1-16(p.73)
旧約聖書  イザヤ書2,1-5(p.1063)
新約聖書  マタイ福音書5,13-16(p.6)
祈    祷
説    教  「地の塩、世の光」
祈    祷
讃 美 歌  306
献    金
主 の 祈  93-5
頌    栄  26
祝    祷
後    奏

報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
 

本日礼拝後

  • 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂で。329番。指導は黒髪紀子さんです。
  • 懇談会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。「9条の会」(仮称)を始める準備の話し合い。奮ってご参加下さい。

 

今週の集会

  • 祈り会 28日(水)10:30〜11:30 会議室A。ヨブ記31章を学び、共に祈ります。

 

次週(4月1日)予告

  • 教会学校 9:00
  • オリーブ会 9:30
  • 讃美歌練習
  • 4月定期役員会 イースター(4/8)の最終打ち合わせ、及び教会総会(4/22)の準備。

 

報告

  • 「役員候補推薦のお願い」 本日で締め切ります。受付の箱にお入れ下さい。
  • 村上牧師の牧師館滞在予定
    • 28日(水)午前〜29日(木)正午

 

 

牧師室から

 明日は「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」(略称「戦責告白」)が発表されてから40年目の記念日です。私たちの教会は、1997年に制定した「宣教基本方針」で、「『戦責告白』を受け入れ、その実質化のために努力する」旨を明言しており、その方向で常日頃から努力を重ねて来ました。今日、特別に「記念礼拝」を行うのも、その一環です。

 「戦責告白」(週報裏面を参照)は、1967年の復活主日(3/26)に当時の教団総会議長・鈴木正久の名で発表されました。そして、「復活主日に」という点に重大な意味があります。というのは、44年の「復活日」に当時の教団最高指導者の名で「大東亜共栄圏にある基督教徒に贈る書簡」が発表されたからです。

 この「書簡」は、公募に応じて教団の全教会から寄せられた多くの作品の中から選ばれたもので、内容は、欧米諸国とそのキリスト教への攻撃(第1章)、国体の精華と日本文化の独自性(第2章)、教団成立の意義(第3章)、アジアの希望と一致(第4章)というように展開されますが、何と言っても重点は、「万世一系の天皇」を頂く日本のキリスト教こそ最高のものだと自賛する所にありました。この「日本的キリスト教」をアジアの指導原理にしようというのが「書簡」の意図だったのです。

 もちろん、皆がこのように思い上がった考えを持っていたわけではありません。これに反対の人々も僅かながらいました。その人たちの思いを集め、「悔い改め」の気持ちを込めて書かれたのが、この「戦責告白」だったのです。

 私は、アジア諸教会との兄弟姉妹の交わりは、この「戦責告白」によって初めて可能になったと見ています。これをさらに実質化する努力が、まさに今のような時代においてこそ求められているのではないでしょうか(村上伸)。