三位一体後第11主日礼拝
2010年8月15日
三位一体後第11主日礼拝 10:30 司会・説教 村椿嘉信 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 (黙祷) 招 詞 (詩編113,1-4) 讃 美 歌 54 交 読 文 詩編51編 (p.14) 旧約 聖書 エレミヤ書29,4-14 (p.1230) 新約 聖書 マタイ福音書5,43-48 (p.8) 祈 祷 説 教 「平和の祈り」 祈 祷 讃 美 歌 494 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 25 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00 お話 マタイ6,10-11 和田 勝幸
本日礼拝後
- 今日は何もありません。 暑さの盛りです。お気をつけてゆっくりお帰り下さい。
今週の集会
- 祈り会はお休み。9月8日に再開。
次週(8月22日)予告
- 教会学校 9:00 お話 マタイ6,10-12 村上 典子
- オリーブ会 8月末まで休み。
- 三位一体後第12主日礼拝 説教「突然、天からの光が」 (使徒言行録9,1-9) 村上牧師
報告
- STさん 去る8日朝、元気な男の子を出産されました。おめでとう!
- 村椿次期牧師 明日、沖縄に帰られます。9月はオーバー・アマルガウへ。
牧師室から
今日は「敗戦記念日」です。昨今の国内外の情勢を考えるとき、この日に改めて『第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白』(1967年)を想起することは、時宜に適っていると言えるでしょう。
この告白は、鈴木正久教団総会議長(当時)が執筆しました。最初に教団と世界の状況を総括してから、彼はこう書いています。
「・・・まさにこのときにおいてこそ、わたくしどもは、教団成立とそれにつづく戦時下に、教団の名において犯したあやまちを、今一度改めて自覚し、主の憐れみと隣人のゆるしを請い求めるものであります。
わが国の政府は、そのころ戦争遂行の必要から、諸宗教団体に統合と戦争への協力を、国策として要請いたしました。明治初年の宣教開始以来、わが国のキリスト者の多くは、かねがね諸教派を解消して日本における一つの福音的教会を樹立したく願ってはおりましたが、当時の教会の指導者たちは、この政府の要請を契機に教会合同にふみきり、ここに教団が成立いたしました。
わたくしどもはこの教団の成立と存続において、わたくしどもの弱さとあやまちにもかかわらず働かれる、歴史の主なる神の摂理を覚え、深い感謝とともにおそれと責任を痛感するものであります。
<世の光><地の塩>である教会は、あの戦争に同調すべきではありませんでした。まさに国を愛する故にこそ、キリスト者の良心的判断によって、祖国の歩みに対し正しい批判をなすべきでありました。
しかるにわたくしどもは、教団の名において、あの戦争を是認し、支持し、その勝利のために祈り努めることを内外にむかって声明いたしました。
まことにわたくしどもの祖国が罪を犯したとき、わたくしどもの教会もまたその罪におちいりました。私どもは<見張り>の使命をないがしろにいたしました。心の深い痛みをもって、この罪を懺悔し、主のゆるしを願うとともに、世界の、ことにアジアの諸国、そこにある教会と兄弟姉妹、またわが国の同胞にこころからのゆるしを請う次第であります」。
最後に鈴木牧師は、教団の将来を見据えて「再びあやまちを繰り返さない」という強い決意を表明しました。私たちは、この決意を受け継ぐ者でありたいと切に願うものです(村上伸)。