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受難節前第3主日礼拝

受難節前第3主日礼拝

2010年1月31日

  受難節前第3主日礼拝 10:30
    司会・説教  村上 伸
    奏      楽  木下由美子
前      奏
招      詞 (イザヤ書43,1)
讃  美  歌 1
交  読  文 詩42編 (p.9)
旧約  聖書 エレミヤ書1,4-10 (p.1172)
新約  聖書 コリントの信徒への手紙一 9,24-27 (p.311)
祈      祷
説      教 「朽ちない冠を得るために」
祈      祷
讃  美  歌 287
献      金
主  の  祈 93-5
頌      栄 28
祝      祷
後      奏
			

報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)

  • 教会学校 9:00 お話 「バベルの塔」(創世記11章) 土田潤子

本日礼拝後

  • 臨時教会総会 礼拝に引き続き礼拝堂で。
    議題:「次期主任担任教師の招聘について」。会員はご出席ください。

  • 9条の会 臨時教会総会終了後、約1時間。前回に引き続き「戦争責任告白」について話し合います。

今週の集会

  • 祈り会 2月3日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編85編の学びと祈り。

次週(2月7日)予告

  • 教会学校 9:00 お話 「アブラハム」(創世記12章) 村上 拓
  • オリーブ会 9:45〜10:15 牧師室。牧師を囲んで質疑懇談。
  • 2月定期役員会 礼拝後〜15:00 主要議題:臨時教会総会の結果を受けて処理すべき事項。そのほかに、イースター (4/4)、定期教会総会(4/18)に関することなど。

 

報告

  • 村上牧師の牧師館滞在予定
    • 2日(火)午後〜3日(水)午後
    • 6日(土)午後〜7日(日)夕方

 

牧師室から

 29日の朝日新聞は、日中の有識者による初の歴史共同研究の報告書がまとまったと伝えました。今月末には公表されるそうです。記事には日本側座長・北岡伸一氏(東大教授)と中国側座長・歩平氏(中国社会科学院近代史研究所長)のコメントもついていて、有益でした。

 日韓の間でも、2007年から同じような歴史共同研究が始まり、その成果が近く発表されるといいます。ともに、歓迎すべきことです。

 こういうことは、アジアの将来のために必要不可欠ですし、「東アジア共同体」の構想も、この面での共通認識がなければ成り立ちません。日中にせよ日韓にせよ、かつての加害国と被害国の関係ですから、完全な合意に達することは難しい。しかし、「どこに認識の差があるか」が明らかになるだけでも意味があります。北岡氏も、「たとえ相手の意見に賛成できなくても、相手がそう考えるのはある程度理解できる」という段階に達した、それがこの共同研究の一番の意義だ、と言います。その通りでしょう。

 ヨーロッパでは、既に1972年に、当時の西ドイツがポーランドに働きかけて、共通の歴史教科書を作る試みを始めました。具体的に推進したのは「ゲオルク・エッカート国際歴史教科書研究所」です。そして、この共同研究は1976年には「勧告」という形でまとまり、実際に両国の学校で使われるようになりました。

 ドイツとフランスの間でも同じ努力がなされた。こうした努力の積み重ねが、「ヨーロッパ連合」(EU)の基礎を作ったのです。これは私の推測ですが、その際、ドイツ教会の「罪責告白」が大切な役割を果たしたのではないか。同様の役割が日本の教会に与えられていると考えても、的外れではないと思います(村上伸)。