聖霊降臨主日礼拝
2009年5月31日
聖霊降臨主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (使徒言行録1,8) 讃 美 歌 342 交 読 文 詩51編 (p.14) 旧約 聖書 ヨエル書3,1-5 (p.565) 新約 聖書 ヨハネ福音書14,25-31 (p.197) 祈 祷 説 教 「キリストの平和」 祈 祷 讃 美 歌 81 聖 餐 式 配餐奉仕:神尾昭二、土田潤子 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 25 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 教会学校 9:00 お話 「ペンテコステ」(使途言行録2,1-13) 土田潤子
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂で。6月14日の家族礼拝で子供たちと一緒に歌う歌を練習します。指導はCS教師たち。
- 9条の会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。村上牧師の発題「戦争責任告白(1967年)について」。その後懇談します。
今週の集会
- 祈り会 6月3日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編56編を学び、共に祈ります。
次週(6月7日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「敵を愛せよ」(ルカ6,27-36) 渡辺 峯
- 三位一体主日礼拝 10:30 「思いのままに」(ヨハネ3,1-8) 廣石副牧師
- 讃美歌練習
- 6月定期役員会
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 3日(水)午前〜4日(木)午前
- 6日(土)午後〜7日(日)夕方
牧師室から
今日は「ペンテコステ」。聖霊が弟子たちに降った日です。聖霊が降ったとき、弟子たちをはじめ、周りに集まっていた多くの人々に大きな変化が起きました。
『使徒言行録』を先のほうまで読み進めていくと分かるように、イエスによってもたらされたこの新しい信仰はその後も中々理解されず、いろいろな形で迫害されたりもします。しかし、この日は違いました。
先ず、弟子たちが力強く語り始めたことを挙げなければなりません。ペトロの説教(使徒言行録2章14-36節)はその代表です。そして、その言葉は人々に通じたのです。
人々は「これを聞いて大いに心を打たれ」(2章37節)、「ペトロの言葉を受け入れた人々は洗礼を受け、その日に三千人ほどが仲間に加わった」(41節)といいます。
さらに、この新しい集団(教会)は一つの目標をもって共同の歩みを始めました。「彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった」(42節)。
しかも、この新しい生き方は、経済面にまで及びました。まことに素朴な方法ですが、「すべての物を共有にし、財産や持ち物を売り、おのおの必要に応じて、皆がそれを分け合った」(45節)、というのがその一例です。
こうした共同生活のナイーブな形態は、恐らく余り長続きはしなかったでしょう。しかし、信仰を単なる口先の言葉で終わらせるのではなく、実生活の中で具現させたいという志がそこにはある。そして、それはいろいろな形で受け継がれ、今日まで生き続けているのです。
中南米の貧しい人々の間で広まった「基礎共同体」や、ヨーロッパの各地で続けられている「共同体」(たとえば「テゼ共同体」)の運動にそれを見ることができます。これも、聖霊の働きです。そして、そこに現代の教会の課題の一つがあるのかもしれません(村上伸)。