三位一体後第12主日礼拝
2008年8月10日
三位一体後第12主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 中村今日子 前 奏 招 詞 (エゼキエル書36,26) 讃 美 歌 22 交 読 文 詩29編 (p.7) 旧約 聖書 エレミヤ書29,10-14 (p.1230) 新約 聖書 マタイ福音書7,7-12 (p.11) 祈 祷 説 教 「求めよ、さらば与えられん」 祈 祷 讃 美 歌 471 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 24 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 9:00 お話 「ヘロデのパン種、ファリサイ派のパン種」(マルコ8:14-21)村上 進
本日礼拝後
- 教会学校教師会 礼拝後、会議室Bで。
案内:平和のための集会
- 「平和の灯を!ヤスクニの闇へ」 本日午後1時から、日本教育会館一ツ橋ホールで。地下鉄「神保町」駅から徒歩5分。
第1部:トーク(高橋哲哉、韓明淑、中島岳志、安田浩一の諸氏)。
第2部:証言。第3部:コンサート。
- 8・15平和祈祷会 15日(金)午前7時~8時 千鳥が渕戦没者墓苑で。地下鉄東西線「九段下」駅から徒歩12分。説教「隔ての壁を越えて」木邨健三さん(カトリック正義と平和協議会専門委員)。
次週(8月17日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「平和」内山 伸子
- 三位一体後第13主日礼拝 10:30 説教「互いに愛し合う」 (ヨハネ一 4,7-21) 廣石副牧師
報告
- 8月の教会活動 教会学校と主日礼拝以外はすべての教会活動を休んでいます。また、村上牧師は今週から月末まで休暇。
牧師室から
最近出版されたヘレン・カルディコット『狂気の核武装大国アメリカ』(集英社新書)を読みました。著者は1938年にオーストラリアで生まれた女性で、もともと小児科のお医者さんです。77年に渡米し、ハーバード大学で教えていた頃、「スリーマイル島原発事故」(79年)に衝撃を受け、以来、反核運動の先頭に立ってさまざまな活動を繰り広げて来たひとです。
日本語訳の底本は04年の改訂増補版ですが、その内容は(残念ながら!)今でも古びていないと訳者の岡野内さんは書いています。
さて、カルディコットさんによれば、冷戦終結後、核軍縮はやや進展したものの結局中途半端に終わり、今や米国とロシアに配備されている核兵器は質量ともに、冷戦時代よりずっと危険なレベルに達している、ということです。
広島に落とされたのは「とても小さい爆弾」(TNT火薬換算で13キロトン)だった。現代ではその数十倍の1000キロトンが普通で、それが上空で爆発すると、「中心から4.3キロの範囲では・・・一戸建て住宅は姿を消す。・・・煉瓦やモルタルは時速何百キロもの速さで飛ぶミサイルに変わる。人間の体は建物から吸い出され、それら自身もまたミサイルになって、時速160キロで空中を飛ぶ」(26頁)。こうした恐ろしい叙述がさらに続きます。しかも、偶発的な核戦争の危機は依然存在する、という。
米国は膨大な予算を使ってこのような兵器の研究・開発を続け、それを大量に保有するばかりか、さらに配備を進めようとしている。それを押し進めているのが軍需をまかなう多国籍企業(死の商人!)で、彼らが「議会を通過するほとんどすべての国内法、対外関連法を操作し、コントロールしている」(52頁)、と彼女は指摘しています。
天地の造り主である神が、このような無法をお許しになるでしょうか(村上伸)。