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三位一体後第13主日礼拝


三位一体後第13主日礼拝

2008年8月17日

    三位一体後第13主日礼拝 10:30
司会・説教 廣石  望
奏      楽 廣石由加
前      奏
招      詞 (ヨハネ16,13a)
讃  美  歌 130
交  読  文 詩61編 (当教会交読文集p.21)
旧約  聖書 レビ記26,3-17(p.205)
新約  聖書 ヨハネの手紙一4,7-21(p.445)
祈      祷
説      教 「互いに愛し合う」
祈      祷
讃  美  歌 479
献      金
主  の  祈 93-5
頌      栄 29
祝      祷
後      奏
			

報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)

教会学校

  • 9:00 お話 9:00 お話 「平和」 内山 伸子

本日礼拝後

  • 特にありません。

次週(8月24日)予告

  • 教会学校 9:00 お話 「食卓の上の子犬」 (マルコ7,24-30) 廣石 由加
  • 三位一体後第14主日礼拝 10:30 説教「支配者への従順と隣人愛」(ロマ13,1-10) 廣石副牧師

 

報告

  • 8月の教会活動 例年通り8月は教会学校と主日礼拝以外はすべての教会活動を休みます。

 

牧師室から

 9月14日(日)〜15日(月)に予定されている教会カンファレンス(総合主題「平和をつくりだす教会――私たちのヴィジョン」)を支える聖書箇所として、以下のものを選びました。

 この自由を得させるために、キリストは私たちを自由の身にしてくださったのです。だからしっかりしなさい。奴隷の軛に二度とつながれてはなりません。(ガラテヤの信徒への手紙5,11)

 カンファレンス準備委員会は、アンケート調査にもとづく議論の結果、上記の総合主題を設定し、さらに「戦争に抗して」「貧困に抗して」そして「キリスト者の自由」という三つの分科会を立てました。平和をつくりだすことは、教会の大切なヴィジョンです。神はキリストを通して世界に平和を与え、この新しい現実が私たちを自由にします。私たちの世界がかかえる戦争や貧困などの問題は、パウロがここで「奴隷の軛」と呼ぶものと二重映しに見えます。戦争に抗し、貧困に抗し、キリストによって自由にされた者として、私たちが本当に大切にすべきことを、静かな環境の中で分かち合いたいと思います。――今月号の『教会たより』に、それぞれのサブテーマに寄せて、計5人の方に発題を執筆していただきましたので、皆さん、どうぞお読みください(第一日の夕刻には、志ん軽師匠による落語、ACPAの皆さんのパフォーマンスも予定されています!)。

 サブテーマとの関連で、先日、雨宮処凛/菅野稔人『「生きづらさ」について――貧困、アイデンティティ、ナショナリズム』(光文社新書、2008年)という本を読みました。「生きづらさ」という主題を、精神的なものと社会的なものに区別した上で、両者には関連性があると指摘されています。つまり共同体的な基盤のないまま、自分の能力や価値をまわりに納得させることでのみ承認を得るという、ハードルの高い人間関係がうみだすストレスと、「派遣」に代表される非正規雇用がうみだす孤立と貧困の間には、一度はまったら抜けられない悪循環があると。

 他方で、「不安定な生活にさらされた若者たちが、みずからの生存を支え、かつ存在を肯定できるような空間を自分たちの手でつくりだしていくような実践」に、〈希望は戦争〉という悲しい叫びとは違う希望のかたちがあるのではないか、ともあります(同書167頁)。教会にとっても、たいへん示唆に富む発言です(廣石望)。