降臨後第1主日礼拝
降臨後第1主日礼拝 午前10:30 司会・説教:秋葉正二 奏楽:鈴木伶子 前 奏 (黙祷) 招 詞 ヨハネ1,14 讃 美 歌 275(闇を行くものは) 交 読 ルカ1,46-55・文語訳(「代々木上原教会交読文」p.48) 洗 礼 式 讃美歌 67 「貴きイェスよ」 聖書朗読 サムエル記下 7,25-29 (旧p.491) ヨハネ福音書 1,14-18 (新p.163) 祈 祷 説 教 「独り子の栄光」 秋葉正二牧師 祈 祷 讃 美 歌 280(馬槽のなかに) 献 金 感謝祈祷:礼拝当番 主の祈り 93-5A 頌 栄 27(父・子・聖霊の) 祝 祷 後 奏
- 教会学校 年に一度のお休みです。新年は1月6日からスタートします。
- オリーブ会 本日は休会です。
本日の集会
- 臨時役員会 礼拝後A会議室
今週の集会
- 祈り会 1月2日は年始のため、例年通り休会です。
次週礼拝等(2018年1月6日)予告
- 顕現祭
聖書:イザヤ45,20-25;フィリピ2,1-11
説教:「他人のことに〔も〕」
司会・説教:廣石 望
奏楽:槙 和彦
讃美歌:271, 276, 25
- 教会学校 9:00「イェスとニコデモ」(ヨハネ3,1-16) 村上 進
- 定期役員会(拡大) 12:15-16:30 A会議室
集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)
(教会内)
- 「聖歌隊練習」 1月13日(日) 11:45-12:45 会堂
- 「ガリラヤ会」 1月20日(日) 礼拝後 A会議室
(教会外)
- からふるカフェ Season2 第3回 1月11日(金)18:30〜 キリスト教会館5F お話:〈マラン・セン・ジャトイさん(カチン族)〉司会:秋葉正二
- 公開セミナー「沖縄と平和」 1月19日(土) 13:30〜16:00ニコラ・バレ 9Fホール(四谷)
- 公開セミナー「核と基地」1月26日(土)13:30〜16:30イグナチオ教会ヨセフホール
お知らせ
- 秋葉牧師は2018年12月31日をもって退任されます。牧師面会日は当面ありません。
牧師室から
米国にトランプ政権が誕生して以来、世界がその大きな影響を蒙っている。中でもテロ・ヘイトクライム・難民排外運動などが目立つ今日、他の文化や人種、生き方への「寛容さ」を維持することへの影響は計り知れない。多様性を認める世界の方が、よりよい世界であることは間違いないと思うが、互いの文化に寛容である社会を望み、世界の多様性をどう保つかはなかなか難しい。残念なことに、今日の世界情勢は多様性、寛容性を失いつつあり、宗教においてもそれは言えそうだ。
中国政府はこのクリスマス・シーズン、地下教会やキリスト者への締めつけを強めていると報じられている。長年対立してきたバチカンと司教任命権問題で暫定合意したばかりなのに、欧米の価値観浸透を警戒してか、プロテスタント系も含め弾圧が目立つ。四川省成都では警察が地下教会に立ち入り、書籍やパソコンを押収しているし、牧師・信徒たち百人超が拘束されている。内モンゴル自治区では、地下教会の活動が禁止され、監視が強化されている。ある小学校校長は、「クリスマスは中国人の恥辱だ」と述べているという。イスラム国家インドネシアでも毎年・クリスマスは祝日で、商店やホテルではクリスマスの飾り付けで賑わうそうだが、今年は総勢7万2千人の警官が全国のキリスト教会に配置されたそうである。キリスト教、ヒンドゥー教、仏教の信徒たちが被害に遭う事件も続発しているという。
90年代の初め、私がCCA(アジア・キリスト教協議会)の会議に出席した当時、宗教担当の大臣が挨拶に立って「皆さんのインドネシア滞在中の安全は私が保障します」と語っていたことを思うと、大きな変化である。イスラム教と他の宗教の対立は私たちの想像以上なのであろう。現在の状況が、異なる宗教を尊重し、多様で寛容な社会を目指すという国是「パンチャシラ」(建国5原則)や憲法に反することは明らかで、今後少数派の人権がどう守られるかが気になる。私はトランプ大統領の責任は大きいと思う。世界一の大国の政治は世界中に影響を及ぼすことを、米国大統領はとりわけ真剣に考慮しなくてはならないと思うからだ。民主主義のリーダーと目されてきた米国の今後の動向から目が離せない。同時に、私たちの国は他国がどうあろうと多様性と寛容性に富む国にしなければ、とあらためて思った。 秋葉正二