新年礼拝
2009年1月4日
新年礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 堀江孝子 前 奏 招 詞 (ヨシュア記1,5) 讃 美 歌 1 交 読 文 詩編1編 (p.2) 旧約 聖書 イザヤ書1,11-17 (p.1061) 新約 聖書 ルカ福音書18,18-30(p.144) 祈 祷 説 教 「人間にはできないことも、神にはできる」 祈 祷 讃 美 歌 256 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 27 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
教会学校
- 9:00 お話 「神殿で献げられる」(ルカ2,22-38)野口 昇
本日礼拝後
- コーヒーアワー 礼拝後短時間のどを潤し、年賀の挨拶を交わします。会議室A。
- 1月定期役員会 コーヒーアワー終了後15:00まで、会議室A。通常の議事のほかに、新しい年を迎えた私たちの教会の将来について共にヴィジョンを語り合います。新提案をお持ちの方は役員か牧師まで。
今週の集会
- 祈り会 7日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編34編を学び、共に祈ります。
次週(1月11日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「神殿での少年イエス」(ルカ2,41-51)村上 典子
- 顕現後第1主日礼拝 説教「イエスの受洗」 (マタイ3,13-17) 村上牧師
- 現代聖書研究会
報告
- 経堂緑岡教会との講壇交換 1月18日に実施。この日、当教会では松本敏之牧師が説教、村上牧師は先方の礼拝で奉仕します。
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 7日(土)朝〜8日(日)午前
- 10日(土)午後〜11日(日)午後
牧師室から
世界の状況はおしなべて暗く、イスラエル軍によるガザ空爆の報道もあって、「おめでとう」という気分にはほど遠い。しかし、先ずは健康を支えられて皆さんと共に新しい年を迎えられたことを慶びたいと思います。
『日々の聖句』(ローズンゲン)によれば、今年の年間標語は「人間にはできないことも神にはできる」(ルカ18章27節)です。時宜に適った標語ではないでしょうか。
これはもともと、イエスが「金持ちが神の国に入るのは難しい」と言われたことと関係があります。人々の「それでは誰が救われるのか」という反問に対するイエスの答えが、この言葉だった。ここには、人間の「不可能性」に神の「可能性」が対置されています。
「人間の不可能性」については、私たちは昨今、したたかに思い知らされました。今の世界には政治上・経済上の難問が多くあり、誰がやっても解決は容易ではありません。このことは良く分かっているつもりですが、それにしても政治指導者の無責任・無為無策は目に余ります。イスラエルが「平和を守るため」と称して軍事的報復しか考えつかないのもその一例です。
識者は、「2008年は積年の矛盾が世界的な規模で一斉に吹き出してきた年として記憶される」(寺島実郎)と言います。同感です。こうした歴史の洞察に裏打ちされた、「小手先」ではない対策が必要なのにそれができない。これは、人間的「不可能性」の最たるものでしょう。
しかし、主イエスは「人間にはできないことも神にはできる」と言われました。この背後には、「神の国は近づいた」(マルコ1章15節)という信仰があります。これは神の約束です。私たちは、行き詰ったときにこそ、この約束を思い起こさなければなりません。それが「悔い改め」(=方向転換)なのです(村上伸)。