
「わたしの名によって」ヨハネ16:23-33 廣石 望
8月6日、広島平和記念式典に出席した。会場近くの原爆供養塔がある。今日の箇所では処刑されたイエスが神によって復活したという信仰が生じた際に死者と聖者はどのような関係にあったのかという問いがある。この福音書は復活と聖霊への確信がある。故に主イエスの名によって祈り、神と信仰共同体の間で直接的な関係が可能となり、神とイエスそして信仰者の間に「愛する」という関係が生じている。しかし戦争や差別の場にあるとき、キリストと共にあるとはいいがたい。しかしイエスはすでに世に勝っており、私たちが礼拝で言う「主の平和」は苦難の只中にあっても実現されている平和である。これは、そのつど勝ち取られる必要がある