受難節前第1主日礼拝
受難節前第1主日礼拝 午前10:30 司会:廣石 望 説教:増田 琴(経堂緑岡教会牧師) 奏楽:鈴木伶子 前 奏 (黙祷) 招 詞 ルカ18,31 讃 美 歌 51(愛するイェスよ) 交 読 詩編15(讃,巻末p.15) 旧約聖書 哀歌3,1-24 (旧p.1288) 新約聖書 ヨハネ福音書20,24-29 (新p.210) 祈 祷 説 教 「夜明けの歌を歌おう」 祈 祷 讃 美 歌 528(あなたの道を) 献 金 主の祈り 93-5A 頌 栄 27(父・子・聖霊の) 祝 祷 後 奏
- 教会学校 9:00「その水を下さい」(ヨハネ4,14) 齊藤和夫
- オリーブ会(CS分級時) 本日休会(秋葉牧師不在のため)
本日の集会
- 9条の会 礼拝後、11:50-12:50 A会議室。発題〈共謀罪について〉木下由美子
今週の集会
- 祈り会 3月1日(水) 10:30-11:30 A会議室
次週礼拝等(2017年3月5日)予告
- 受難節第1主日礼拝
聖書:イザヤ50,6-7,マルコ福音書10,32-34
説教:「先頭に立ってエルサレムへ」
司会・説教:秋葉正二
奏楽:森 友紀
讃美歌:299, 438, 27
- 教会学校 9:00「光の子としてあゆもう」(ヨハネ13,16) 秋葉正二
- 「定期役員会」 礼拝後、12:15-14:30 A会議室
集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)
(教会内)
- 「聖歌隊練習」 3月12日(日)11:45-12:45
(教会外)
- 社会教説連続セミナー「ラウダト・シ」〜共に暮らす家を大切に〜 3月1日(水) 18:45-20:15 麹町 聖イグナチオ教会アルぺホール
- 講演「カルト実態とその素顔−宗教との違い−」 講師:山本裕司(西片町教会牧師) 3月2日(木) 14:00-16:00、東京YWCA会館217号室(申込締切2/28)。主催:東京YWCAキリスト教基盤研究室(Tel:3293-5456 Fax. 3293-5570)
牧師室から
漫画家の谷口ジローさんが今月11日に亡くなった。私と同じ団塊の世代である。谷口さんには忘れられない思い出がある。1992年、鹿児島時代に愛犬ハスキーを飼い始めた年、私が犬を飼い始めたことを知った隣りの教会の牧師が「秋葉先生、面白い本が出たよ」と届けてくれた本が谷口ジローさんの『犬を飼う』であった。繊細な描線が持ち味の漫画で、それまでの漫画とは明らかに違っていた。一読して、その内容の濃さに衝撃を受けた。しばらくすると、この作品は小学館漫画賞審査員特別賞を受賞し、谷口さんのデビュー作となる。作者の体験に基づくそうだが、最期までがんばり続ける愛犬タムタムの姿が胸を打つ。「言葉を交わせない犬の死も、人間の死も同じだ」という短い言葉が印象的であった。生きること、死ぬことに人と犬の違いがあるのだろうか。私はその時に自分の愛犬を死ぬまで面倒を見る、と自分に誓った。それからのハスキーとの12年間は何と恵み豊かな日々であったことか。愛犬タムタムのように、私たち家族は感謝してハスキーを天に送った。そういうわけで私は谷口さんにとても感謝している。彼はその後、作家の関川夏央さんとコンビを組んだ「『坊っちゃん』の時代」で、日本漫画家協会賞優秀賞や手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。また、「孤独のグルメ」は、テレビドラマにもなっている。それに、海外でも高い評価を得て、2011年には仏芸術文化勲章「シュバリエ」まで受章している。他の作品の批評は私にはできないが、『犬を飼う』は間違いなく宗教的に優れた作品である。 秋葉正二