受難節第3主日礼拝
受難節第3主日礼拝 午前10:30 司会・説教:秋葉正二 奏 楽:鈴木伶子 前 奏 (黙祷) 招 詞 ルカ9,62 讃 美 歌 297(栄えの主イェスの) 交 読 詩編141 (讃,巻末「交読詩編」p.154) 旧約聖書 イザヤ書60,1-3 (旧p.1159) 新約聖書 エフェソの信徒への手紙5,1-8 (新p.1159) 祈 祷 説 教 「光の子として歩みなさい」 祈 祷 讃 美 歌 502(光のある間に) 献 金 主の祈り 讃93-5A 頌 栄 29(天のみ民も) 祝 祷 後 奏
- 教会学校 「仕える人になりなさい」(マルコ10,44) 秋葉正二
- オリーブ会 CS分級時、A会議室
本日礼拝後
- 9条の会 礼拝後。“自民党改憲案の緊急事態条項について“ 報告:鈴木伶子
- 聖歌隊練習 礼拝後、会堂。指導:竹内智子
今週の集会
- 祈り会 3月2日(水)10:30-11:30 A会議室
次週礼拝等(2016年3月6日)予告
- 受難節第4主日礼拝 聖書:詩編35,17-31; ヨハネ15,18-16,4a
説教:「世から選び出される」
司会・説教:秋葉正二 奏楽:森 友紀
讃美歌 539, 303, 24
- 教会学校 「子ロバに乗ってエルサレムへ」(マルコ11,9) 土田潤子
- 9条の会 礼拝後。“自民党改憲案の緊急事態条項について“ 報告:鈴木伶子
- 聖歌隊練習 礼拝後、会堂。指導:竹内智子
集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)
(教会内)
- 定期役員会 3月6日(日)礼拝後
- 西南支区総会 3月13日(日)14:00〜17:00、三軒茶屋教会
- 聖歌隊練習 3月13,20日(日)礼拝後
(教会外)
- 「放射能から子どもを守ろう!」新宿デモ 3月5日(土)13:00 アルタ前広場。アピール後デモ
- 「戦争法廃止・安倍内閣退陣 3・19行動」 13:30〜 日比谷野外音楽堂。14:30〜 パレード。
牧師室から
新聞の書評欄に『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬−オーラルヒストリー』(中央公論新社)が紹介されていた。実業家堤清二と作家辻井喬の二つの顔に特に興味をもったのは小説『風の生涯』を読んだ時であった。大実業家の息子として生まれてしまって、この人は随分自分の人生について悩んだことだろう。一般的に財界に身を置く人は、保守的になり、政治的にも体制側につく人が多い。しかし堤清二さんは東大在学中に共産党に入党し、西武グループ総帥の父親(堤康次郎)に自ら絶縁宣言とも言うべき「勘当」を願い出ている。しかし人生思い通りには行かず、衆議院議長の父の秘書になった。それでもこの人の中にはある部分コミュニストとしての思想が生き続けていたと思わざるを得ない。西武百貨店を売り上げ日本一のデパートにし、セゾン・グループを育て上げた大実業家には違いないが、私は、人間堤清二の本質は辻井喬の方にあったと思っている。実業家として生き切れなかった分を作家・詩人として生きたのではなかったのか。そうした陰には、大金持ちと貧乏人の併存というこの世の不条理に悩んだ一人の人間の正直な姿があったように思う。およそ財界人には珍しく平和憲法擁護の立場を表明していたし、「九条の会」傘下の「マスコミ九条の会」の呼びかけ人でもあった。リベラルな山口二郎さん(法政大学教授)との対談(「辻井喬・山口二郎が日本を問う」)は小気味良い。人間の複雑な側面をも真摯に深く見ることのできる政財界人が今どれだけこの日本にいるだろうか。現首相やその取り巻きの閣僚、財界人の姿を見ながら私はため息をついている。 秋葉正二