三位一体後第11主日礼拝
2007年8月19日
三位一体後第11主日礼拝 10:30 司会・説教 廣石 望 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (2コリ5,17) 讃 美 歌 14 詩編 交読 詩147編 (p.160) 旧約 聖書 エゼキエル書34,20-28 (p.1353) 新約 聖書 コリントの信徒への手紙一11,17-26 (p.314) 祈 祷 説 教 「私の記念として」 祈 祷 讃 美 歌 393 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 24 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- カンファレンス準備委員会
今週の集会
- 特に何もありません。
次週(8月26日)予告
- 教会学校 9:00
- 三位一体後第12主日礼拝 10:30 説教 「主よ、あなたはどなたですか」廣石副牧師 (使徒言行録9,1-20)
報告
- 夏の休みについて 例年通り、8月中は教会学校礼拝と主日礼拝以外のすべての教会活動を休みます。9月2日から再開。
- 「中越沖地震」救援募金 8月と9月の両月、募金箱を受付に置きますので、皆さんのご協力お願いします。
- 村上牧師 8月15日から31日まで夏の休暇。9月2日(日)の礼拝と役員会から全面的に活動を再開します。
牧師室から
今年の8月15日、日本に旅行中だったスイス人の若い友人夫婦と東京で再会しました。二人は日本語ができませんし、温泉や観光地を含めて日本文化の魅力的なところをいろいろ見て歩いた後でしたので、少し考えた末に、思い切って靖国神社と遊就館を見学することにしました。そのときのエピソードを少し書きます。
神社の近くでタクシーを降りると、周辺の道路脇に、右翼団体の宣伝用の自動車がたくさん駐車されていて、軍隊風のユニフォームを来た男性たちが大勢歩いていました。じつはスイスにも似た傾向はあります。そうした人々は、スイスの建国記念日(8月1日)、スイス誓約同盟発祥の地とされる「リュトリの原っぱ」で行われる記念式典に、それなりに大挙して押し寄せます。昨年は一部の極右の人々が暴れて、式典が台無しになりました。それを嫌った地元カントン(州)の人々が「今年は式典会場を提供しない」と申し出て、論争になったのです。結局、連邦大統領(現在はミシュラン・カルミ=レイさん。女性です)は式典に出席し、男女同権の強化を訴え、イスラム教徒排斥の傾向に警鐘を鳴らしました。
さて靖国神社の境内や遊就館は、比較的に若い年代の人々が多かったことが目立ちました。全体を見終わって、ご夫婦の一人は「日本が西欧列強に抗して短期間に富国強兵をはかり、最終的に国策の犠牲になった兵士たちを記念するのは分からないでもない」と言い、もう一人は「すべてがとんでもない自己誇大評価に基づいている気がする。何をやっても〈カミ〉になればもうその人の罪を問えないというのは理解できない」と言いました。スイスに軍人の戦死者を祭る施設はあるのかと尋ねたところ、「知らない。国として行った戦争はナポレオンのころくらいだろうか……」という話でした(!)
神社の外で行われた左派の人々のデモを右派の宣伝カーが取り囲んで、さかんにやじっているのも見ましたが、警官隊が間に入り、「じつに整然としていて、すごく日本らしい!」とのことでした。(廣石望)。