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三位一体後第19主日礼拝

三位一体後第19主日礼拝

三位一体後第19主日礼拝  午前10:30
  司会・説教:秋葉正二
  奏      楽:中村今日子
前    奏  黙祷
招    詞  エレミヤ17,14
讃 美 歌  11(感謝にみちて)
交    読  詩編61 (讃美歌,巻末「交読詩編」 p.65)
旧約聖書  レビ記24,13-16 (旧 p.201)
新約聖書  マルコによる福音書2,1-12 (新 p.63)
祈    祷
説    教  「病気と罪からの解放」
祈    祷
讃 美 歌  160(深き悩みより)
献    金
主の祈り  讃93-5A
頌    栄  26(グロリア グロリア グロリア)
祝    祷
後    奏
			

  • オリーブ会 CS分級時、A会議室

 

本日礼拝後

  • 聖歌隊練習 礼拝後-12:20 A会議室
  • 「特別音楽集会〜3台の鍵盤楽器によるコンサート」福田直樹。13:00開演

 

今週の集会

  • 祈り会 10月14日 10:30-11:30 A会議室

 

次週(2015年10月18日)予告

  • 三位一体後第20主日
    聖書:創世記28,10-15 ヨハネ福音書1,43-51
    説教:「ナザレから何か良いものが出るか」
    司会・説教:秋葉正二  奏楽:原田由加
    讃美歌 434, 287, 27
  • 壮年会 礼拝後、会議室B
  • ガリラヤ会 会議室A (発題:西田和子)
  • 青年会 牧師館

 

集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)

(教会内)

  • 「宗教改革記念音楽礼拝」 10月25日(日)
  • 「召天者記念礼拝」 11月8日(日)

(教会外)

  • 「日の丸・君が代強制に反対する超教派祈りの会」 10月17日(土)14:00-16:30 聖公会浅草聖ヨハネ教会
  • 戦争しない国であり続けるために−これから安倍政権にどう立ち向かうか」 10月17日(土)18:30より文京シビックホール 参加費800円
  • 「戦争法廃止!19日を忘れない 国会正門前集会」 10月19日(月)18:30-19:30 国会正門前
  • シンポジウム「人間のいのちと尊厳−教会は差別、排外主義にどう向き合うのか」 10月24日(土)13:30-16:30,カトリック東京カテドラル大聖堂

 

牧師室から

 若い世代はご存知ないと思うが、1960年代から90年代にかけて「家永教科書裁判」という一連の訴訟があった。家永三郎東京教育大学教授(当時)が、自身が執筆した高校歴史教科書が文部省(当時)の教科書検定で不合格になったことに対して、国を訴えた裁判である。当時話題になっていたので、私も「検定不合格日本史」を覗いて見た。一番気になったのは「島原の乱」という表記がなかったことだ。私は九州時代に天草・島原をかなり念入りに巡っていたので、記憶に残っている。家永先生は「島原の乱」をこう記す。『信徒を主力として九州の島原・天草に起こった百姓一揆』。その上でこう解説している。『1637年(寛永14年)、島原半島の農民が、領主松倉氏の圧政に耐えかねて一揆を起こし、天草四郎時貞という少年を首領にいただき、キリシタンの旗を掲げ、島原の原城に立てこもった。幕府軍の攻撃はなかなか功を奏せず、ついに松平信綱を派遣してようやく城をおとしいれた』。以前簡単に紹介した飯嶋和一著「出星前夜」はこの百姓一揆にキリシタンの信仰がどのように関わっていたのかをじっくり考えさせてくれる。信仰が日々の生活の中に溶け込んでいたことを「島原の乱」は教えてくれる。一揆勢の中には以前のキリシタン領主有馬晴信や小西行長の遺臣がたくさんいたし、キリスト教徒が多くいた。厳しい圧政と過酷な年貢の前に信徒たちは何を考えていたのだろう。封建制度は崩壊したが、今形を変えて現代流の「圧政」「過酷な税」が私たちに押し寄せて来ている。家永先生の視点は民衆に置かれていたと考えているが、私たちはそれだけでなく信仰という視点から新しい展望を示す責任を感じる。戦争の足音が少しずつ聞こえ始めている現実の中、現代のキリシタンは今何を思って日常生活を送っているのだろうか。近頃教会の使命ということをしきりに考えさせられている。 秋葉正二