三位一体後第11主日礼拝
三位一体後第11主日礼拝 10:30 司会・説教 廣石 望 奏 楽 中島貴子 前 奏 (黙祷) 招 詞 (黙示録3,8) 讃 美 歌 51「愛するイェスよ」 交 読 文 詩編37,1-13 (賛美歌末p.39) 旧約聖書 エレミア書8,8-13 (旧p.1191) 新約聖書 ローマの信徒への手紙5,1-11 (新p.279) 祈 祷 説 教 「罪と和解」 祈 祷 讃 美 歌 393「こころを一つに」 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 25「父・子・聖霊に」 祝 祷 後 奏
- 教会学校 「光の子として歩もう」(エフェソの信徒への手紙5.8) 中島貴子
(夏休みの間、CS礼拝後の分級はありません)
- オリーブ会 夏休み中は休会です。
本日礼拝後
- ビデオ上映会『黒島を忘れない』(映画監督・小林広司氏の遺作) 会堂で。
今週の集会
- 祈り会は夏季休会中です(9/2,水,より再開)。
次週(2015年8月16日)予告
- 三位一体後第12主日
聖書:マルコによる福音書7,31-37
説教:「奇跡を超えて」秋葉正二 牧師
讃美歌 205、486、25
- 教会学校 「愛を身につける」(コロサイ3,14)秋葉正二牧師
集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)
(教会内)
- CSお楽しみ会 8月29日(土)13:30-19:30 (礼拝、プール、すいか割り、工作、夕食など)、教会で。
牧師室から
「ほとんど死んでおられるんですね、あん中の人はね。私はどうして生きたんですかね。・・・でも、生かされとるんですね。こうして伝えるためですかね・・・。」
七つの川が流れる広島市――広島大学の旧・千田町キャンパスの正門を南に下ると、皆実町に向けて京橋川を渡る橋がある。御幸橋(みゆきばし)だ。同大の学部生だったころ、毎日この橋を渡って下宿から大学に通った。
有名な2枚の白黒写真がある。1945年8月6日、原爆投下から3時間後の午前11時、爆心地から2.3キロの御幸橋のたもとで撮影されたものだ。現在も広島平和記念資料館(本館)に入れば、数枚の巨大な「きのこ雲」の写真に続いて展示されている。だから知っているつもりだった。
しかし今月6日、NHKスペシャル「原爆投下 きのこ雲の下で何が起きていたのか」を見て、衝撃を受けた。当日この橋を通過した人々と、写真に写っている2名の生存者の証言に基づき、原爆の実相をCGによる音声とカラー映像で再現したドキュメンタリーだ。
致死量を超える放射線、強烈な熱線、また瞬速の爆風に晒され、すぐに大火に包まれた市内中心部の「壊滅地帯」から、瀕死で逃れてきた人々の姿が動き出し、声を発する。
その多くが、中学生の子どもたちである――焼け爛れた体でうずくまる同級生たち、黒焦げの赤ちゃんを抱いて「起きてや!」と叫ぶ少女、熱い路上に横たわり「おかあさん」と呻く少年たち・・・。当時、壊滅地帯の内側には約8,000人の中学生がおり、当日の死亡者のうち12-13歳の数がずば抜けて多いことも新たに判明したという。核兵器は子どもたちを焼き殺したのだ。
冒頭に引いたのは、写真に写っていた女性(当時13歳)の言葉である。核武装による平和などありえない。(廣石望)