宗教改革記念礼拝
2009年10月25日
三位一体後第19主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 堀江孝子 前 奏 招 詞 (ハバクク書2,20) 讃 美 歌 377 交 読 文 詩編61編 (p.21) 旧約 聖書 ハバクク書2,1-4 (p.1465) 新約 聖書 ローマの信徒への手紙1,16-17 (p.273) 祈 祷 説 教 「信仰によって義とされる」 祈 祷 讃 美 歌 378 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 28 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
- 教会学校 9:00 お話 「金持ちとラザロ」(ルカ16,19-31) 土田 潤子
礼拝前
- 礼拝開始の10分前から 礼拝堂内にメンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」の第4楽章(神はわがやぐら)を流します。
本日礼拝後
- 「宗教改革と音楽」の会 礼拝後〜12:30 礼拝堂。宗教改革と関係の深い讃美歌について知る良い機会です。奮ってご参加下さい。指導は竹内智子さん。
- 9条の会 上記の会終了後〜14:00 礼拝堂。藤井清久さんの発題「戦責告白後の教団」ののち、それに基づいて懇談します。
- 教会学校教師会 13:00〜15:00 会議室B。
今週の集会
- 祈り会 28日(水)10:30〜11:30 会議室A。詩編73編を学び、共に祈ります。
次週(11月1日)予告
- 教会学校 9:00 お話 「放蕩息子」(ルカ15,11-32) 村上 典子
- 受洗準備会 9:45〜10:15 牧師室
- 三位一体後第21主日礼拝 説教「敵を愛せよ」 (マタイ5,38-48) 村上牧師
- 讃美歌練習
- 11月定期役員会
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 27日(火)午後〜28日(水)午後
- 31日(土)午後〜11月1日(日)夕方
牧師室から
来る10月31日(土)は「宗教改革記念日」です。私たちの教会ではこのことを覚えて、本日、特別の礼拝を捧げることになりました。
ドイツ・ヴィッテンベルクの大学で聖書を講じていたマルチン・ルターが、市の中心にある「城教会」の扉に「95か条の提題」を張り出したのは1517年のこの日でした。
彼がそこで取り上げたのは、当時社会を騒がせていた「免罪符」の問題です。その頃、ローマ・カトリック教会は経済的な困難を解決するために大々的にこれを売り出したのです。ドイツではヨーハン・テッツェルという人物がこの仕事を受け持ち、「お前たちが支払うお金がチャリンと音を立てるや否や、お前たちの愛する者たちの魂は忽ち煉獄の苦しみから解放される」と叫んで盛大に売りまくりました。
金で魂の救いを買う! こんなことは聖書に照らして正しくないと考えたルターは、敢えて異議申し立てを行い、広く共同討議を呼びかけたのでした。それが「95か条の提題」です。
それは、一枚の小さな紙に過ぎませんでした。しかし、それがもたらしたものは、世界的な変革だった。わずか50年ほどの間にそれまでのローマ・カトリック教会の独占的な支配が揺らぎ、新しい教会が成立したのですから。
時代が変化を求めていた、そしてルターはちょうどその時期に遭遇した、ということはあるかもしれません。しかし、歴史は、「一つの小さな行動が大きな結果につながり得る」ということを示したのです。現代に生きる私たちにとっても、これは貴重な教訓でしょう(村上伸)。