受難節前第1主日礼拝
2007年2月18日
受難節前第1主日礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 奏 楽 鈴木伶子 前 奏 招 詞 (詩編46,10) 讃 美 歌 2 詩編交読 詩61編(p.65) 旧約聖書 ホセア書6,1-3(p.1409) 新約聖書 マルコ福音書8,31-38(p.77) 祈 祷 説 教 「たとえ全世界を手に入れても」 祈 祷 讃 美 歌 294 献 金 主 の 祈 93-5 頌 栄 27 祝 祷 後 奏
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂で。304番。指導は中村今日子さん。
- 青年会 讃美歌練習後〜13:00 会議室A。中国研修旅行についての相談。
- ガリラヤ会 讃美歌練習後〜13:00 会堂。教会学校生徒によるクリスマス劇「おひっこし」をビデオで鑑賞します。
- 壮年会 讃美歌練習後〜13:00 会議室B。小川哲夫さんのお話「私と仏教」を聴き、その後懇談します。
今週の集会
次週(2月25日)予告
- 教会学校 9:00
- オリーブ会 9:30
- 主日礼拝(講壇交換) 10:30 説教「『持ち場』を越えて」(マタイ15,21-28) 沖縄・石川教会 村椿嘉信牧師
- 讃美歌練習
- 懇談会 村椿先生のお話「『温度差』について考える」。その後、質疑・懇談。
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 21日(水)午前〜22日(木)午後
牧師室から
北朝鮮の核問題をめぐる「六カ国協議」が一定の「合意」に達したというニュースは、私たちをややホッとさせました。もちろん、問題は根本的に解決したわけではありませんし、前途にはなお多くの困難が予想されます。それでも、一先ず最悪の結果だけは回避された。これは喜んでいいことでしょう。
ところで、この問題が論じられる際、ある事実がしばしば(故意に!)無視されているように感じられてなりません。それは、「核の脅威」は北朝鮮から来るだけではないということです。協議に参加した六カ国のうち、米国・ロシア・中国は既に「核大国」ですし、日本と韓国も米国の「核の傘」の下にある。つまり、北朝鮮は各国の核ミサイルによって周りをグルッと囲まれているのです。この状況で北朝鮮の脅威だけが「いけない」と言うのは、公正ではありません。平和を脅かしている点では、すべての国の「核軍備」は同じだからです。
主イエスは、祭壇に供え物をしようとして兄弟との不和を思い出したなら、「まず行って兄弟と仲直りをしなさい」(マタイ5,24)と命じられました。漫然と相手の出方を待つのではなく、こちらから先手を取って和解を働きかけなさい、というのです。私はこれを「平和のためのイニシャティブ」と名づけたい。損なわれた信頼関係を修復するには、自分から和解の先手を取るという冒険が必要なのです。イエスはこのことを教えられたのではないでしょうか。
冷戦終結など歴史の大きな変わり目には、思い切って「先手を取った」政治家がいて、それが事態の行き詰まりを打開しました。現代世界にとって待ち望まれるのは、このような勇気ある冒険ではないでしょうか(村上伸)。