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復活節第5主日(母の日)

復活節第5主日(母の日)

復活節第5主日礼拝(母の日) 午前10:30
    司会・説教:中村吉基
    奏楽:原田由加

前    奏  (黙祷)
招    詞  イザヤ書35:1,2
讃 美 歌  327(すべての民よ、よろこべ)
交    読  詩編 33編(讃美歌21巻末「交読詩編」p. 34)
聖書朗読  箴言2:6〜15 (旧p.992)
          ヨハネによる福音書14:1〜14 (新p.196)
祈    祷
説    教  「イエスの指し示す道」 中村吉基
祈    祷  
讃 美 歌  528(あなたの道を)
献    金  感謝祈祷
主の祈り  93-5A
讃 美 歌  88(心に愛を)
祝    祷  
後    奏  
			

新型コロナウィルス感染症への対応方針

  • CS礼拝と分級、主日礼拝、各会活動、役員会、祈り会など、一切の教会活動を中止しています。それぞれのご家庭において礼拝、祈りを合わせてくださいますようお願いいたします。
  • やむを得ず教会に来訪される方は牧師までご一報ください。
  • 4月26日に予定されておりました定期教会総会は書面による総会を持つことになりました。今週、教会総会議員の皆様には関係資料を送付いたします。よくお読みいただいた上、2020年5月31日[日](当日消印有効)までに意見書、委任状等の返送をお願いいたします。
  • 教会ホームページの説教データ(文字、音声)は、礼拝が実施されなくても毎週日曜日に掲載いたします。また郵便・電話・メール等による牧会活動も活発化させています。

 

次週(2020年5月17日)に予定された礼拝次第

 

牧師室から

 さきごろNHK・Eテレで放映された「義男(ギダン)さんと憲法誕生」を見ました。日本国憲法の制定にかかわった福島県出身の鈴木義男(よしお=通称ギダンさん)の功績についてクローズアップした番組でした。

 彼は東北大学で教鞭を取っていましたが、軍事教練に反対してその職を追われてしまいます。その後は弁護士として活躍し、主に治安維持法に違反した人たちの弁護に勤しみました。

 敗戦の後、彼は衆議院議員になり、9条の平和主義や25条の生存権だけではなく、国家賠償請求権や刑事補償請求権の追加を発案して、三権分立の確立のために努力を惜しみませんでした。

 当時の国会の委員会の様子もドラマで再現されていたのですが、議員たちは党派を超えてよく議論し、たとえ他党の議員の主張でも真摯に耳を傾け、良いものについては賛同しています。その礼をわきまえた姿には、今の国会にはかけらも見られません。

 ギダンさんの行動の原動力は『聖書』でした。父親は鈴木義一という旧日本メソヂスト教会の牧師です(現在の日本キリスト教団白河教会、仙台五橋教会、山形六日町教会などで牧会)。彼はある女優のスキャンダルをめぐる裁判で弁護したときに、 ヨハネ8章を引いて、「罪のないものが、まず、この女に石を投げなさい」と言って執行猶予付きの判決を勝ちとったそうです。

 戦後、東北学院の理事長を長く務め、「万民のための平和」を希求したその姿に感銘を受けました。同時に、現行憲法は「押し付け憲法」だとする論調はありえない、と改めて思った次第です。(中村吉基)