「新しく生まれる」ヨハネ3:1−17 中村吉基
ユダヤ最高法院の議員であったニコデモは、夜にこっそりとイエスのもとを訪れました。彼はイエスを「神のもとから来られた教師」と認識し、イエスの奇跡に深い興味を抱いていたのです。イエスはニコデモに「新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」と教えました。これは肉体的な再生ではなく、霊的に神と結ばれることを意味します。ニコデモは理解できず困惑しますが、イエスは洗礼による新しい生まれ変わりの重要性を強調します。さらに、イエスは自身の十字架の死が人々の罪を赦し、永遠の命を与えることを語ります。明治時代のクリスチャン、好地由太郎は、悪事を重ねた挙句に終身刑の判決を受けましたが、獄中で聖書を通じて変わり新しい人生を歩みました。「新しく生まれる」とは神中心の生き方に変わることを意味し、その信仰が永遠の命をもたらすのです。