学者たちはその星を見て喜びにあふれた一覧

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「人生を導く神の光」中村吉基

今日の箇所は「3人の博士たち」である。博士や王などと絵本や絵画ではあるが聖書の原文ではマゴイ、マジシャンのような意味である。また彼らはペルシアもしくはエジプト北部からきた異邦人であり、そこの占い師といえば「闇の中に生きている人々」と軽蔑の対象であった。神さまはそのようなマゴイに星を示して導いたのである。神さまがすべての人の、低いところにある人々にも、平等を願いイエスを送ったことを示している。マゴイ同様に私たちのことも守ってくださる。神さまと結ばれることによって我々は完全な者になることができる。人生の旅で迷ってもマゴイを導いた星を示してくださった神様を信じて祈り、神の御心を聞くことはできることを信じたい。

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「星に導かれて」マタイ2:1-12 中村吉基

今日は、主イエスが世界のすべての人の救い主としてお生まれになった公現を祝う日である。ここに登場する占星術の学者は「マゴス」と呼ばれる人々、「ペルシャないしバビロニア地方の祭司兼賢者で、占星術や夢占いなどをもよくした人」(佐藤研)である。ユダヤ社会では占いは禁じられていた。ヘロデでさえもひそかに呼び寄せたほどである。マタイのテーマの1つは「社会の中で差別されている人びとと主イエスとの出会い」、ユダヤの社会の中で認められてもいなかったマゴス達が幼子イエスの前に最初に拝むことを許されたのである。主イエスは私たちが「持てないもの」(あるいは持たないもの)をすべてご存知で、私たちの重荷や労苦を担うがためにお生まれになったのだ。学者たちは、星によって導かれるままにユダヤの国へ来たが、どこにお生まれになったかはわからなかったのは不思議である。ただ彼らは星を見て喜びにあふれたとある。そしてユダヤの人々にきいてわかった家に着くや否や幼子をひれ伏して拝んだのである。私たちも救い主に出会った時があったが、その喜びが小さくなってきていないだろうか?それを打開する方法は一つ、神が救い主をお与えくださったこのクリスマスの事実を周りの人々にも伝えていくことである。目的の場所まで導いてきてくださるのだという確信と、私たちが普段の生活の中で、他の人々とのかかわりの中で、私たち自身が誰かの「星」になっていきたいと思いながら、2024年の扉を開けよう。