受難節第4主日礼拝一覧

NO IMAGE

「イエスに聴き従う」マタイ17:1-13 中村吉基

福音書におけるイエスの変容の出来事は、私たちがどのように生きるべきかを教えている。イエスは神の栄光を顕わし、弟子たちに自分を示すことで、神の意志に従う重要性を示した。ペトロが提案したように、現実から離れ、快適な場所に留まりたくなる気持ちがあっても、神は私たちを現実の中で生きるように呼びかけている。苦しみや試練を乗り越える先に永遠の命が待っており、イエスに従い続けることが人生の道を示してくれる。変容の出来事は、私たちが苦難を乗り越えた先に、神の栄光と祝福があることを示唆しており、その道を進むことが私たちに与えられた使命である。

NO IMAGE

「あなたを揺り動かす愛」ヨハネ11:1−27 中村吉基

私たちは死後お墓の中で不自由な生活を恐れるが毎日の生活の中での絶望もまた墓場の状態である。主イエスはその墓場から神が造られた素晴らしい世界へと引き戻してくれる。今日の箇所で、ラザロの病を聞いたイエスは2日間とどまりラザロは死んでしまい、マルタや他の人々は「もう少し早く居てくだされば・・・」と口にする。私たちの祈りが届かなかった時のようである。主イエスは神がお定めになった「時」をじっと待っていたのである。長い人生の中には計画どおりにいかないことがあるが神が自分のために何もしてくれないのではなく、神が働いてくださる時が用意されているからである。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか?」という言葉がある。今日も主イエスはこの問いを呼びかけておられる。「はい、信じます」と心から応答する私たちでありたい。