
「誘惑に打ち勝つ力」マタイ4:1-11 中村吉基
先週水曜日から受難節(レント)が始まった。受難節はイエス・キリストの苦難をしのび、悔い改める40日間の期間である。日曜日を除いた40日間で、節制や自己省察を行い、イエスの苦難と復活を思い起こしながら過ごす。イエスは荒れ野で40日間の断食中に悪魔の誘惑を受けたが、それを拒絶し、神への信頼を示した。誘惑は物質的な欲望、神への試み、世俗的な成功を求めるものであったが、イエスはすべてを拒み、神への忠誠を貫いた。この期間に私たちも誘惑に勝ち、イエスと共に勝利を得ることを目指す。