宗教改革記念音楽礼拝
2007年10月28日
宗教改革記念音楽礼拝 10:30 司会・説教 村上 伸 オルガン 木下由美子 独 唱 竹内 智子 先 唱 平井 桃子 オルガン前奏 「神はわが砦」ハンフ曲 独 唱 各国詩編唱 134編(フランス語)100編(英・蘭語) 招 詞 (ローマ1,16) 讃 美 歌 128(1番:先唱つき、2番:全員) 詩編交読 詩37編1-6節 (p.39) 聖書朗読 ローマ3,21-28 (p.277) 祈 祷 独 唱 詩37編「心を悩ますな」シュトルツアー曲 説 教 「信仰によって義とされる」 祈 祷 讃 美 歌 377 献 金 独唱:「アレルヤ」「神よ憐れみ給え」「主をたたえよ」 主 の 祈 93-5 応 答 唱 46(1番:日本語、2番:ラテン語) 祝 祷 オルガン後奏 「朝風静かに吹きて」メンデルスゾーン曲
報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)
本日礼拝後
- ミニ音楽会 礼拝後〜13:00 礼拝堂。ピアノ連弾、青年たちによる黒人霊歌、トランペットやヴァイオリンによる演奏など。どなたもお楽しみ下さい。
- 9条の会 13:00〜14:00 会議室A。鈴木伶子さんの発題「戦争とキリスト者 ――YWCAの歴史から」を聞き、質疑懇談。
今週の集会
- 祈り会 31日(水)10:30〜11:30 『箴言』13章を学び、共に祈ります。
次週(11月4日)予告
- 教会学校 9:00
- 三位一体後第22主日礼拝 10:30 説教「共に恵みにあずかる」(フィリピ1,3-11) 村上牧師
- 讃美歌練習
- 11月定期役員会
報告
- 村上牧師の牧師館滞在予定
- 31日(水)午前〜11月1日(木)午前
- 3日(土)午後〜4日(日)夕方
牧師室から
今週の水曜日(31日)は「宗教改革記念日」。マルチン・ルターがあの歴史的な運動の端緒となった『95箇条の提題』を公表した日です。今から490年前、1517年のことでした。
「宗教改革」は、一般には「ルネッサンス」(文芸復興)や「産業革命」と並ぶ世界史的な出来事として知られています。しかし、そもそもはルターという青年の心の悩みから始まったのです。このことを、私たちは忘れてはなりません。
人はどうしたら神の前で「義」と認められるか? 若き日に志を立てて修道院に入った彼は、この問題を日夜考え、神の戒め(律法)を実行しようと真剣に努力しました。それこそが「神の義」に達する道だと信じたからです。しかし、いくら努力してもその目標に達することができない。深く悩んだ彼は、遂には「神の義」という言葉を憎むようになりました。
この苦しみの中で、彼は『ローマの信徒への手紙』1章16-17節の聖句と出会ったのです。「福音は・・・信じる者すべてに救いをもたらす神の力だ・・・福音には神の義が啓示されている・・・正しい者は信仰によって生きる・・・」。
これらの言葉は、絶望に沈む彼には正に闇夜の光のようでした。世界がまるで違って見えた、と彼は述懐しています。どんなに罪深い、弱い人間でも、主イエスは赦して下さる! この「福音」を信じて、彼は解放されたのです。
のちに宗教改革の三大原理(信仰ニヨル義認・聖書ノミ・万人祭司)が西欧キリスト教の革新を強力に推し進め、歴史に甚大な影響を与えたことを思えば、青年ルターの悩みには歴史的な意味があったと言えるでしょう(村上伸)。