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復活後第2主日礼拝

復活後第2主日礼拝

復活後第2主日礼拝    午前10:30
                司会・説教:秋葉正二
                奏楽:鈴木伶子

前    奏  (黙祷)
招    詞  ヨハネ10,11-27・28
讃 美 歌  513(主は命を)
交    読  詩編23(讃美歌巻末「交読文」p.25)
旧約聖書  イザヤ53,6-9 (旧p.1150)
新約聖書  ペトロ 一 2,20b-25 (新p.431)
祈    祷
説    教  「苦難のしもべ」
祈    祷
讃 美 歌  328(ハレルヤ、ハレルヤ)
献    金
主の祈り  93-5A
頌    栄  29(天のみ民も)
祝    祷
後    奏			

  • 教会学校 9:00「明るい光を」(エフェソ5,8)土田潤子
  • オリーブ会(CS分級時) A会議室

 

本日の集会

  • 礼拝後は特にありません。

 

今週の集会

  • 祈り会 今週の「祈り会」は祝日(5月3日)にあたるため休会です。

 

次週礼拝等(2017年5月7日)予告

  • 復活後第3主日礼拝 
    聖書:創世記1,24-31,ローマ8,18-25
    説教:「被造世界に対する人間の責任と使命」
    司会・説教:秋葉正二
    奏楽:森 友紀
    讃美歌:363, 514, 24
  • 「定期役員会」 12:15-14:30 A会議室

 

集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)

(教会内)

  • 「聖歌隊練習」 5月14日(日)11:45-12:45
  • 「壮年会」「ガリラヤ会」 5月21日(日) 礼拝後

(教会外)

  • 5・3憲法集会「施行70年平和といのちと人権を」 5月3日(水,祝) 11:00-16:00 有明防災公園
  • 「女性“9条の会”憲法学習会」 5月12日(金)14:00-16:30 文京区立男女平等センター研修室申込: 03-5981-8441 FAX 5981-847
  • 「第76回東京教区総会」 5月30日(火)10:00-19:00富士見町教会。

 

お知らせ

  • 「2017年教会総会」を終え、次週5/7(日)の連休明けより新しく設定された牧師面会日がスタートします。火曜日10:00-16:00、水曜日13:30-16:00、土曜日10:00-16:00は牧師が教会にいます。用事で不在の場合はあらかじめ週報でお知らせします。
  • 新年度役員が半数改選されましたが、選挙の結果槙 和彦・土田潤子・平井桃子・山田香里・渡辺紀子の諸兄姉が選出されました。お働きのためにお祈りください。決算、監査報告。予算案は審議の結果承認されています。その他、報告事項も承認されました。詳細は「第21回定期総会資料」でご確認ください。

 

牧師室から

メシアの働き

 ヘンデルの「メサイア」第24番は私たち人類にメシア(救世主)の働きを伝えている。ここではイザヤ書53章4-5節を謳いながらイエス・キリストの出来事を想起させる。

 「確かに彼は私たちの嘆き(griefs)を担い、私たちの悲しみ(sorrows)を負って下さった。彼は私たちの咎(transgressions)のために傷つけられ、私たちの不義(iniquities)のために打ち砕かれた。主が彼に負わせた懲らしめ(chastisement)によって私たちに平和がもたらされた。」

 預言者イザヤは前6世紀に起きたバビロン捕囚を同族の民と共に約半世紀にわたり耐え忍んだ中で、第24番に謳われているような誰も予想出来ない「苦難の僕」の姿で救世主が現れることを伝え、捕囚の民を励ましたのである。「メサイア」では普遍化されて救世主を待望する世界の人々にまで及んでいる。それはイエス・キリストの十字架において救いが歴史の出来事となったからである。ヘンデルが「メサイア」でこの歌を作品の頂点に据えた理由もそこにある:罪なき人が、世の嘆き、悲しみを担い、罪科の身代わりになって負っていく。こうして我々に平和が回復される。
「苦難の僕」はイエスによって実現し、以来、救いを信ずる人々に受け継がれ、世の暗闇に光を灯して来たのである。

 被災地では未だに痛み(pain-Great Bible)、病(sickness-Wycliffe)、弱さ(infirmities-Geneva,Douai & NRSV)を罹災者は抱えている。「メサイア」のテキスト(欽定訳・1611年)では身体的苦難を受けている人々と痛みを、「共苦」の意味を込めて、53章4節で先行翻訳者達の言葉に代えてgriefsとsorrowsを用いることによって、共苦が表明されているのである。災害の中で苦しむ人々を見て見ぬ振りをする人はtransgressionsとiniquitiesを抱えている。キリストはそうした咎や不義を身代わりになって担って下さり(chastisement)、共苦によって平和を回復する道を拓いておられる。感謝と祈りを込めて受け継いで行きたい。     陶山義雄

註(「メサイア」第24番の歌詞):

Surely, surely He hath borne our griefs,and carried our sorrows. He was wounded for our transgressions, He was bruised, He was bruised for our iniquities: the chastisement of our peace was upon Him.(Isaiah 53:4-5)