代々木上原教会のウェブサイトはリニューアルされました

ここは2022年3月までのアーカイブを掲示しています。
最新の情報はリニューアルされたホームページをご覧ください。

代々木上原教会公式サイトへ

三位一体後第17主日礼拝

三位一体後第17主日礼拝

2007年9月30日

  三位一体後第17主日礼拝  10:30
司会・説教 村上 伸
奏      楽 西田和子


前      奏
招      詞 (詩編106,1)
讃  美  歌 472
詩編  交読 詩104編 (p.113)
旧約  聖書 出エジプト記21,12-14 (p.128)
新約  聖書 マタイ福音書5,21-26 (p.7)
祈      祷
説      教 「和解のための先手」

祈      祷
讃  美  歌 392
献      金
主  の  祈 93-5
頌      栄 24
祝      祷
後      奏			

報 告 (ご高齢の方、お疲れの方は、讃美歌を歌う際、着席のままで結構です)

本日礼拝後

  • 讃美歌練習 礼拝後約10分、会堂。52番を練習します。指導は木下由美子さん。
  • 9条の会 讃美歌練習後〜13:00 会堂。発題「<国体>について――日本の近・現代史の底流」(神尾昭二さん)を聞いて懇談。

今週の集会

  • 祈り会 3日(水)10:30〜11:30 『箴言』9章を学び、共に祈ります。

 

次週(10月7日)予告

  • 教会学校 9:00
  • オリーブ会 9:30
  • 世界聖餐日礼拝 10:30 「義と平和と喜び」(ローマ14,17-19) 村上牧師
  • 讃美歌練習
  • 10月定期役員会 臨時教会総会(10/21)、音楽礼拝(10/28)、召天会員記念礼拝(11/11)などについて相談。

 

報告

  • 村上牧師の対外奉仕 5日(金)18:30から西南支区社会部主催の平和講演会で講演。場所は霊南坂教会。題「主イエスに従う道――平和のために生きた人々」。
  • 村上牧師の牧師館滞在予定
    • 3日(水)午前〜4日(木)午前
    • 6日(土)午後〜7日(日)夕方

 

牧師室から

 今、水曜日の祈り会では祈りに先立って『箴言』を学んでいますが、ハッとすることが多くあります。その一つは、知恵が人格を持つものとして「語りかける」ということです。
8章1節に「知恵が呼びかけ、英知が声をあげている」とあります。それは「道のほとり、四つ角に立ち、城門の傍ら、町の入り口、城門の通路で呼ばわっている」(8,2-3)。つまり、知恵自らが、あらゆる機会を捉えて人々の心に呼びかけ、語りかけているというのです。

 知恵は、人が利用できる対象物としてどこかに転がっているわけではありません。知恵は「神の霊」のように天地に充満している。そして、生けるもののように声をあげ、人の心に呼びかけ、訴えているというのです。人は、ただ謙虚にそれに聴きさえすればいい。「所有できる」などと考えるのは不遜です。

 知恵は、「熟慮と慎重さ」を教える (12節)。また、「傲慢、驕り、悪の道、暴言」(13節)を忌み嫌い、王や支配者(政治家たち)には、「正しい掟を」(15節)指し示します。この知恵に謙虚に聴くときに、初めて社会生活は成り立つのです。「わたし(知恵)を見いだす者は命を見いだす」(35節)と言われている通りです。

 しかも、知恵は女性として想定されている。むろん、女性にもいろいろあって、箴言には「悪い女」や若者を誘惑する怪しからぬ人妻 (7章ほか)なども出て来ますが、最後に「主を畏れる女」(31章30節)、つまり「力と気品をまとい」(25節)、愛と思いやりに満ちた賢い女性を賛美して終わっています。多分、箴言の著者は、このような女性をさらに純化し・理想化して考えた末に「知恵」という概念に行き着いたのではないか。そう思われてなりません(村上伸)。