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三位一体後第13主日礼拝

三位一体後第13主日

三位一体後第13主日礼拝  10:30
  司会・説教  廣石  望
  奏      楽  原田由加

前    奏  (黙祷)
招    詞  (イザヤ43,1)
讃 美 歌  12「とうときわが神よ」
交 読 文  詩編100 (賛美歌末p.109)
旧約聖書  申命記6,1-9 (旧p.291)
新約聖書  ルカによる福音書10,25-37 (新p.126)
祈    祷
説    教  「神への愛・人への愛」
祈    祷
讃 美 歌  487「イェス、イェス」
献    金
主 の 祈  93-5A
頌    栄  29「天のみ民も」
祝    祷
後    奏
			

  • 教会学校 9:00「分け隔てしない」(ヤコブ2,1) 土田潤子

 

本日礼拝後

  • 役員会準備会 12:00-13:00 A会議室で

 

今週の集会

  • 祈り会 夏休み中は休会です(9月より再開)

 

次週礼拝等(2016年8月28日)予告

  • 三位一体後第14主日 10:30
    聖書:申命記26,1-11
    説教:「寄留者と共に喜び歌え」
    司会・説教:秋葉正二 牧師
    讃美歌:394、487、24
  • 教会学校 9:00「岩の上の家」(マタイ7,24) 秋葉正二 牧師

 

集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)

(教会内)

  • 「CSお楽しみ会」 8月27日(土)、教会で

(教会外)

  • 「上原今昔物語〈代々木上原って好きですか?〉」8月20日(土) 20:00、カフェ唯(上原1-3-2-202)

 

牧師室から

 今年6月、EU離脱を決めたイギリスの国民投票は、1989年にベルリンの壁が落ちて以降、ヨーロッパにとって政治的におそらく最も重要なできごとだ。背景には複雑な状況があろうが、その理由のひとつが大量の移民流入への反発である。

 それは、欧州連合規約が掲げる理念に、疑問符が付されたことを意味する。すなわち「人間の尊厳、自由、民主制、平等、法の支配の尊重、少数派に属する人の権利を含む人権の尊重」、そして何より「多元主義pluralism」―異文化の人々の共存―である(第2条)。

 ドイツの右派政党AfD(ドイツのための選択肢)は、「イスラム教はドイツに属さない」と公言する。つまり「私たちとは宗教が違うのだから、出て行ってほしい」という意味である。そう言う人たちは日曜礼拝にはおそらく参加しない。

 当地の諸教会は、キリスト教が(再び)異民族差別に悪用される危険にどう反応するのか? いったいヨーロッパ人とは誰のことか?

 先月、スイスのバーゼルで開催された「第12回国際ボンヘッファー学会」に参加した。その基調講演を行ったクリストフ・ラムシュタイン牧師は、かつてスイス改革派の牧師ヴァルター・リュティ(1901-1982年)が、第二次世界大戦中にスイス政府がユダヤ人難民の受入停止を決定したのを批判して述べた発言の、次のような一節を引用した。すなわち、そのようなことは「キリスト教的でもスイス的でもない。なぜなら、非人間的であるからweder christlich noch schweizerisch, weil es unmenschlich ist」。

 私たちの国でも、異民族差別はキリスト教的でも「日本的でもない」と言いたいものだ。(廣石望)