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三位一体後第2主日礼拝

三位一体後第2主日礼拝

三位一体後第2主日礼拝  10:30

  司会・説教:秋葉正二
  奏      楽:中島貴子

前奏(黙祷)
招    詞  使徒言行録2,17
讃 美 歌  353「父・子・聖霊の」
交 読 文  詩編36,1-13(讃美歌,巻末」p.38)
旧約聖書  イザヤ書25,4-10(旧p.1098)
新約聖書  ルカによる福音書14,15-24 (新p.137)
祈    祷
説    教  「大宴会への招き」
祈    祷
讃 美 歌  517「神の民よ」
献    金
主 の 祈  93-5
頌    栄  26「グロリア、グロリア、グロリア」
祝    祷
後    奏
			

 

  • 教会学校 9:00〜 「主の祈り2」(マタイ6,10)松原新吾
  • オリーブ会 (CSの分級の時間、会議室Aで。どなたも参加自由)。

本日礼拝後

  • 予定なし 

 

今週の予定

  • 祈り会 7月2日(水)10:30-11:30 会議室A

 

次週(7月6日)予告

  • 教会学校 9:00〜 「主の祈り3」(マタイ6,11)秋葉正二
    分級は幼小・中高合同で「笹取り」です。

 

今後の礼拝・行事予定

  • 7月13日 外国人の人権擁護のために祈り、
    民族主義と平和を考える礼拝
  • 7月27日 経堂緑岡教会との講壇交換

 

牧師室より

 5月、6月と水曜日の祈り会で「マリア論」を学んできた。マリアについては実にいろいろな話が飛び出して、関連問題が多種多様に及ぶことを確認した。最初に取り上げたテーマは、フェミニズムとの関連であったが、これまたマリアを論じる際にはどうしても避けては通れない。古代から現代まで社会の中心には男性が位置してきた。そのため女性の存在は社会的にはいつも不安定で、男性と同じ位置に並ぶことはほとんどないと言ってよい。女性の位置は大抵は男性の下で、たまに上に来ることもある。中世キリスト教世界では下位の代表は魔女であり、上位の代表が聖女であった。それゆえ聖女と魔女は表裏一体の関係にある。その聖女の中で折紙つきの清純派代表がマリアであるが、三位一体の神は父・子・聖霊であり、母が抜け落ちているので、マリアは「イエスの母」として必要に駆られて登場した面があるだろう。マリアの「処女懐胎」をイエスの神性を証明するものとして「神の母」として強調したのは異端審問であった。カトリック教会では「聖家族」という家族の理想像が形成されたし、ロザリオによる母マリアへの連祷もある。これに対してプロテスタント教会のマリアの位置づけは実にさっぱりしたもので、少々寂しい気もする。マリアこそ家族の中心的存在として位置づけるのはどうだろうか。掃除と食事の支度という家事労働者の代表としてではなく、家族の要となり、家族一人ひとりを結びつける精神的絆としての存在である。「聖」性と「神の母」性は薄められてしまうかもしれないが、文字通り家族を支える存在になる。それにしても、代々木上原教会が女性たちの負担を考慮して、食事会をできるだけ控えているのは現代的な賢い判断だと思う。同時に、男性陣から「食事の支度は任せて」という声があがればもっとよい。    秋葉正二