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三位一体後第16主日礼拝

三位一体後第16主日礼拝

三位一体後第16主日礼拝  午前10:30
  司会・説教:秋葉正二
  奏      楽:中島貴子

前    奏  黙 祷
招    詞  ?テモテ1,10
讃 美 歌  12(とうときわが神よ)
交    読  詩編78,56-72 (讃美歌,巻末「交読詩編」 p.87)
旧約聖書  エゼキエル書37,1-14 (旧約p.1357)
新約聖書  ヨハネによる福音書 11,38-45 (新p.190)
祈    祷
説    教  「ラザロ、生き返る」
祈    祷
讃 美 歌  479(喜びは主のうちに)
献    金
主の祈り  讃93-5A
頌    栄
祝    祷  29(天のみ民も)
後    奏
			

  • 教会学校 「ザアカイ」(ルカ19,10)秋葉正二
  • オリーブ会 CS分級時、A会議室

 

本日礼拝後

  • 壮年会 (B会議室)「私の戦争体験」小島 亮一
  • ガリラヤ会 (A会議室)「保育園と幼稚園の違い」山田スヱ
  • 青年会 (牧師館)「内容未定」

 

今週の集会

  • 祈り会 9月23日 「祈り会」は祭日にあたるため休会

 

次週(2015年9月27日)予告

  • 三位一体後第17主日
    聖書:創世記16,6b-14 ペトロの手紙I 1,3-5
    説教:「エル・ロイ(わたしを顧みられる神)」
    司会・説教:秋葉正二  奏楽:鈴木伶子
    讃美歌 426, 450, 24
  • 教会学校 「お魚がいっぱい」(ルカ5,5)内山伸子
  • 礼拝後:避難訓練(10分程度)。その後、13:00より車4台に分乗して多磨霊園内の教会墓地に向かい、現地で墓前礼拝。15:00現地解散。最寄りの駅までお送りします。

 

集会予定等(詳細は掲示でご確認ください)

(教会内)

  • 9月27日(日) 礼拝後、「避難訓練」その後「教会墓地墓前礼拝」(多摩墓地)。車に分乗して13:00出発、15:00現地解散(駅まで送り届け)
  • 10月11日(日) 礼拝後「特別音楽集会~3台の鍵盤楽器によるコンサート」福田直樹

(教会外)

  • 9月22日(火,祝)「沖縄の今を聴こう」講演:金井創(教団,佐敷教会牧師)10:00-12:00 , 於:ニコラ・パレ(四谷)。カトリック正義と平和協議会。
  • 9月23日(水,祝)「さよなら原発・さよなら戦争、全国集会,代々木公園けやき並木、13:30集会、15:30デモ。
  • 9月26日(土)「靖国問題とは何か」講演:西川重則(キリスト者遺族の会)14:00-16:30矯風会館

 

牧師室から

 とうとう「戦争法案」が参議院でも可決されてしまった。やはり一言述べておこうと思う。法案反対のデモも各地であったので、現行憲法に基づく平和主義をこれからも貫きたいと思う人たちが少なからずいることの確認はできた。自民党政府は改憲が容易でないことは分かったろう。今回の法案は違憲であると多くの学者、判事や弁護士、知識人が指摘したことは、今後違憲訴訟といった場で生かされるはずだ。その意味では、法案に反対した人たちの闘いはこれから始まると言ってよい。

 さて、この機会に私たちはこの国の立ち位置について考えを深めておく必要がある。これまで日本が自国のことだけでなく、他国の戦後復興や人道支援にも貢献して獲得したきた世界的信用は、この法案が実際に機能し始めるにつれて失われていくことは間違いない。法案の陰にアメリカがいることも明らかになったが、アメリカは今後ますますこの法案を利用して、中国封じ込めなどに利用するだろうし、自衛隊の海外派兵や米軍の後方支援も現実化してくる。これまでは9条によってベトナム戦争にも湾岸戦争にも参戦しないで済んだがこれからはそうも行くまい。

 いま一度、私たちは自問すべきである。現行憲法によって政治を行うことがそれほどナンセンスなのだろうか。今回の法案成立には経団連のような財界の後押しがあったが、そこから見えてくることは、日本人の生命や財産を守るという名目で軍需産業を拡大することである。戦争は儲かるというのはいつの時代にも財界が目をつけるポイントだ。武力行使はいったん始まればそこから暴力の連鎖が広がっていく。

 今法案に賛成する意見を述べた多くの人たちは、声を揃えるように南シナ海での中国の脅威や北朝鮮のミサイル問題に触れていたが、世界中の国が見ている中でいきなり戦争を始める国はこの時代にはあり得ない。周囲の国々との関係が崩れたり、止むに止まれぬ経済的苦境に追い込まれたりという何らかの理由をもって戦争は始まる。それゆえ、平生からの対話が何よりも大切になってくる。そうした外交力をつけることが一番の戦争防止につながる。

 平和憲法は、時代の要請に応えられなくなった過去の遺物ではない。これからの日本を平和に導く最良の現実的指針である。私と違う考えを持っておられる方もいるかも知れないが、私はこのように考えている。世界の人たちと仲良くする民間交流を、政府の方ばかり向いていないで、どんどん進めて行こう。